梅雨の晴れ間、小学校最後の陸上大会で見せた息子の背中
梅雨の晴れ間、小学校最後の陸上大会の息子の背中

梅雨の晴れ間、フィールドに爽やかな風が通り抜ける中、小学校最後の陸上大会が行われた。ユニホーム姿の息子の背中が、少し大きく見えたのは気のせいだろうか。直前に体調を崩し、体温計の数字に一喜一憂する日々が続いていた。不安、いらだち、焦り。布団の中でさまざまな感情と闘い、今、この場に立っている。そばで見守ってきた母親として、その姿を見るだけで誇らしかった。

走り高跳びでの熱戦

得意の走り高跳び。バーが上がり、128センチをクリアしたとき、残った選手は息子だけだった。次の高さは、一度も跳んだことがない131センチ。後がない最後の跳躍。祈るように見ていると、スタンドから息子の名前を呼ぶ声が聞こえた。1人、2人と増え、やがて割れんばかりの大声援になる。仲間の思いに背中を押され、息子はゆっくりと助走を始めた。

一瞬の静寂と温かい拍手

大きく踏み込んだ体が高く舞う。一瞬の静寂。体はバーと一緒にマットに落ちた。会場からため息が漏れたのもつかの間、すぐに温かい拍手が包み込む。悔しさをにじませた息子の背中は、スタンドに向かうにつれて笑顔になっていった。子供たちの強い絆を感じ、涙をこらえきれなかった。

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出場できただけでも花マルなのに。見上げた空は、いつもよりずっと青くまぶしかった。腰越真由美(48) 千葉県鴨川市

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