BREXA Holdings、プロダンスリーグ参入 新チーム「BREXA EDGE」お披露目
BREXA Holdings、D.LEAGUE参入 新チーム「BREXA EDGE」披露

人材サービス大手のBREXA Holdingsは9月9日、プロダンスリーグ「第一生命 D.LEAGUE」への新規参入に伴い、新チーム「BREXA EDGE(ブレクサ エッジ)」のお披露目会を東京・渋谷PARCO内のPBOX STNDで開催した。発表会では、プロダンサーとしての活動機会を提供するだけでなく、現役時代から将来のキャリア形成を支援する新たな育成制度も発表。TRFのSAM氏をゲストに迎え、AI時代におけるダンサーのキャリアについても意見を交わした。

「はたらく」の境界をなくす、人材サービス大手の新たな挑戦

「すべての『はたらく』に境界をなくし、より多くの人に、より多くの可能性を」とのパーパスを掲げ、人材サービスを展開する同社。今回、プロダンスリーグに参入する理由について、発表会に登壇した代表取締役社長の山﨑高之氏は「若年層への認知度向上」と「アスリートのセカンドキャリア支援」を挙げた。

山﨑氏は「我々は年間1万人以上の新卒や未経験者、外国人を採用していますが、その90%以上が20代。今の若い世代にとって、中学校の保健体育で必修となり、大学でもサークル活動が盛んなダンスは非常に身近なもの。新チーム『BREXA EDGE』を通じて、彼らの中での認知を高めたいと考えています」と語った。

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「BREXA ACADEMY For Explorers」で現役ダンサーのキャリアを支援

一方、プロダンサーとして活動を続けた先のキャリアには、いまだ課題が残る。そこでBREXAが着目したのが、人材サービス企業として培ってきた「育成」のノウハウだ。今回発表された「BREXA ACADEMY For Explorers(ブレクサ・アカデミー・フォー・エクスプローラーズ)」では、現役ダンサーを対象に、AIリテラシーやグラフィックデザイン、ITインフラなどの専門技能を学ぶ機会を提供。将来的には1,000人規模への拡大を目指すという。

「第一生命 D.LEAGUE 26-27 SEASON」から参入する「BREXA EDGE」は、全国から139名が応募した公開オーディションで選ばれた14名と、スカウトメンバー2名の計16名で構成される。チームディレクターを務めるのは、ダンス界で30年以上の実績を持つakihic☆彡氏で、「ミュージック、ファッション、ダンスの横断」をチームの軸に据える。

SAM氏が新チームを評価、AI時代のダンサーのキャリアを語る

音楽面ではR&BシンガーのArche氏やビートメーカーの1Co.INR氏とコラボレーションし、ファッション面ではブランド「NEXUSVII.(ネクサスセブン)」の今野智弘氏がユニフォームをプロデュースした。

akihic☆彡氏はステージ上でメンバーを紹介し、「自分たちは新規参入ですが、日々努力し、完全優勝するという大きい夢を掲げて頑張っていきたい」と決意を表明。リーダーのAKIさんは「私たちにしか出せない世界観を貫いて、勝利に導いていけるように、チーム一丸となって頑張りたい」と意気込みを語った。

発表会後半には、ゲストとしてTRFのSAM氏が登場。山﨑社長とのトークセッションが行われた。SAM氏は現在のダンス環境について、「Dリーグが20チームに増え、毎年拡大していることで、ダンスを取り巻く環境はすごく強くなっている。新チームのパフォーマンスからも、戦っていこうという強い気持ちが伝わってきました」と評価した。

これから本格的に訪れる「AI時代のキャリア形成」について話が及ぶと、SAM氏はダンサーが持つ「ソフトスキル」の高さに言及。「プロになっていくダンサーは、壁をいくつも乗り越えてきているし、作品を作るときに仲間と協力する協調性も培われています。自分で練習方法を考え、何をチョイスするかという主体性も社会では活きるはず」と分析した。

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一方、ダンサーが抱える将来への不安についても指摘。「ダンスは楽しいので、仲間と踊るサイクルに飲み込まれると、悪い意味で現実逃避してしまうこともあります。50歳を過ぎて体力が落ち、仕事が減ってから現実に気づくダンサーも多いので、気づいた時が始め時。早ければ早いほどいい」と述べた。

山﨑社長も「今、企業が求めているのは、AIを使いこなせるだけでなく、自らの技能を主体的に磨き続け、チームで協調して結論を導き出せる人材。まさにダンサーが持っているソフトスキルが求められています。コンプライアンス研修を実施した際、彼らの貪欲な吸収力を見て、その可能性を確信しました」と語った。

メンバーも新制度への意欲を見せる

この日は、実際に新育成制度の受講を希望したメンバー2名も登壇。16歳でチーム最年少の柚乃さんは、「今までダンスだけやっていればいいと思っていましたが、私たちが培ってきた行動力や粘り強さは、これから新たなことを学ぶ際にも武器になると思いました。自分の中の情熱をめっちゃ燃やして頑張りたいです」とコメント。

また、以前からデザインに興味があったという雛さんは、「ダンサーの夢を追うことと社会人として働くことは、どちらかひとつしか選べないと思っていました。でも、夢を追いながらグラフィックデザインを学べるいい機会だと思ったので、ここで挑戦して自分の可能性を広げていきたいです」と意欲を見せた。