愛知・名古屋アジア競技大会は26日、eスポーツのパズルゲーム「ぷよぷよe」で、日本選手団最年少の栗原悠輝(11)(東京ヴェルディ)が優勝した。
日本勢初の金メダル、史上最年少か
前回2023年の中国・杭州大会から採用されたeスポーツで、日本勢初の金メダル。公式な記録はないものの、11歳は大会史上最年少メダリストとみられる。
小学5年生の栗原は「金(メダル)はキラキラしていて重たい。本当にうれしい」と喜んだ。
決勝は韓国選手に10―2
アジアの頂点に立った瞬間、栗原は表情を変えなかった。「表情を変えるのが正直、ちょっと恥ずかしくて。実際はめちゃくちゃうれしかった」と話す。ステージの裏側では、表彰式で受け取った金メダルと大会マスコットのぬいぐるみに興味津々の姿を見せた。
10本先取の決勝では、韓国選手と対戦。「ぷよぷよ」は同じ色の「ぷよ」を4個以上つなげて消すゲームで、栗原は連続して消す「連鎖」を多く生み出す技術にたけている。1本目は得意技を出せずに先取されたが、2本目で15連鎖を決めて追いつき、一気に10―2で押し切った。
競技としてのeスポーツ、練習の日々
eスポーツを取り巻く環境は近年、大きく変わっている。五輪選手らが練習を行う「味の素ナショナルトレーニングセンター」(東京都北区)に新たに強化拠点が設置され、合宿に参加した選手たちはスポーツ医学や栄養学なども学んだ。
普段は中学受験に向けて塾に通うなど、忙しい日々を過ごす栗原。ゲームを娯楽にとどめず競技として究める原動力について、「楽しいのもそうだけど、(優勝という)目標のためにも、アジア大会に向けて練習してきた」と答えた。
年齢も競技も関係ない。勝負の世界に生きるアスリートの姿があった。