男の子にも花柄を、大阪の子供服ブランドが設立2年で年商10億円
男の子にも花柄を、大阪の子供服ブランドが設立2年で年商10億

大阪を拠点にする子供服ブランド「セモンアパートメント」が、男の子にも花柄を着せるというジェンダーフリーなコンセプトで支持を広げ、設立から2年で年商約10億円規模に成長した。6月にパリで開かれた子供服の国際展示会「プレイタイム」で、クリエーティブディレクターの嘉島愛(めぐみ)とプロデューサーの中田加世子が明かした。

設立の経緯と成長

設立は2024年9月。2人は以前、レディースファッションのブランドで一緒に働いた元同僚で、その後それぞれの道を歩んだが、子どもを持ったことなどをきっかけに再び手を組んだ。国内では実店舗を持たず、自社のオンラインストアを中心に販売している。インスタグラムのフォロワーは10万人を超えている。

価格帯とジェンダーフリー

ともに以前から欧州の子供服が好きで個人輸入もしていたが、送料や関税を含めれば1着1万円を超えることも珍しくなかった。一方、日本では子供服は汚れやすく、成長すればすぐ着られなくなるため、「消耗品」のように扱われがちだと感じていた。

「もっと日常の中で、親も子どももファッションを楽しめるようにしたかった」と中田は話す。Tシャツは2千円台から、オーバーオールが5千円弱、ジャケットも1万円を切る価格に抑えている。

大きな特徴がジェンダーフリーだ。嘉島は2人の男児の母で、以前息子にモノクロの花柄の服を着せ、その姿をSNSに投稿すると、「男の子なのになぜ花柄を着せるのか」という反応が寄せられたという。