F1とファッションブランド、連携強化…若者や女性ファン拡大で
F1とファッションブランド、連携強化…若者や女性ファン拡大で

自動車レースの最高峰「フォーミュラ1(F1)」とファッションブランドの結びつきが強まっている。パートナーシップ契約や協業商品の販売が相次ぎ、背景には若者や女性などトレンドに敏感な層へのファンの広がりがある。

グッチとアルピーヌの提携

グッチは5月、英国を拠点とする「アルピーヌ」との提携を発表した。2027年からチーム名を「グッチ・レーシング・アルピーヌ」に変更し、グッチを象徴する赤や緑、ゴールドをまとった車体でレースに参戦するほか、協業した製品も展開するという。

高級ブランドグループ「LVMH」は、F1と25年から10年間のパートナー契約を締結。同グループのルイ・ヴィトンは優勝トロフィーを保護するトランクケースの製作などを担う。グッチもアルピーヌとタイトルパートナーシップを結んでいる。

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市場規模とファン層の拡大

近年F1は、題材にした映画やネットフリックス配信のドキュメンタリーのヒットなどで、人気も市場規模も急速に拡大している。F1の発表によると、25年のファンは8億人を超え、うち約4割が35歳未満、新規ファンの約5割が女性だという。

ドライバーらはファッションショーに招かれ、映画祭のレッドカーペットにも登場。商品開発も活発で、ディオールは24~25年、英国のルイス・ハミルトン選手と組んだカプセルコレクションを発表した。ヨウジヤマモトとアディダスによる「Y―3」と「メルセデスAMGペトロナス」、米国のトミーヒルフィガーと「キャデラック」がそれぞれ組み、服やバッグを展開。「ホンダ・レーシング」(HRC)もロゴ入りの服などの販売を始めた。

「推し活」の広がり

F1に詳しいファッションエディターの大平かりんさんによると、サーキットでは若い女性たちが手作りの応援ボードやうちわを手にドライバーに声援を送る「推し活」が広がっているという。「SNSを通じて、私服姿やライフスタイルを積極的に発信するドライバーが増え、熱狂的人気を集めている」と話す。

今後も人気拡大が予測されるF1。ファッションの話題からも目が離せない。

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