養浩館庭園が米誌ランキング9位、19年連続トップ10入り
養浩館庭園9位、19年連続トップ10 米誌ランキング

米国の庭園専門誌が発表する日本庭園ランキング(2025年)で、福井市の国の名勝「養浩館庭園」が9位となり、19年連続でトップ10入りした。昨年度は訪日客の入園者数が過去最多となり、国際的に人気を集めている。

江戸時代の別邸、復元を経て公開

養浩館庭園は、江戸時代の福井藩主松平家の別邸。数寄屋造りの屋敷をそなえた回遊式庭園として知られる。1945年の空襲で焼失したが、復元を経て93年から公開されている。

評価基準と訪日客の増加

同市文化振興課によると、「数寄屋リビングマガジン ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」は日本国内の旅館や旧別荘などの約1000か所を対象に、庭園の質の高さや建物との調和などを基準に順位付けしている。養浩館庭園は建物の美しさや池との調和などが評価されているという。

北陸新幹線の県内延伸を追い風に、入園者数に占める訪日客の割合は増加傾向だ。2025年度の入園者7万1907人のうち、訪日客は7577人で1割を超えた。同課は、SNSを通じて認知度が向上し、訪日客向け観光情報サイトの運営事業者と市が協定を結んで情報発信に力を入れていることも奏功したとみている。

同課の担当者は「文化財庭園専門の庭師が常駐するなど、丁寧な管理が評価されているのではないか。歴史ある庭園の価値を維持向上できるよう努めたい」としている。