NHKドラマ『団地のふたり』舞台の滝山団地、住民高齢化・バス減便でも再生の理由
『団地のふたり』舞台・滝山団地が再生できた理由

NHKドラマ『団地のふたり』の舞台として知られる「滝山団地」は、築58年を迎えながら、住民の高齢化やバス減便といった課題を抱えつつも、ロケ地として次々と作品に登場し、再生を果たしている。ロケ地研究家の古関和典氏が現地を訪れ、その魅力と理由を探った。

ドラマの聖地としての滝山団地

『団地のふたり』の撮影後、団地内に設置されているパンダのオブジェは、撮影のために制作されたものだ。現在も聖地巡礼で訪れるファンを楽しませている。

滝山住宅管理組合によると、「撮影後は滝山団地に寄贈されました。ただ、強度の問題でそのまま設置することが難しかったため、オリジナルは保管し、強化素材で複製したものを同じ場所に設置しています」という。

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次々とロケ地に選ばれる理由

『団地のふたり』以降も、同じくNHKドラマ『しあわせは食べて寝て待て』(25年)や、『明日はもっと、いい日になる』(25年、フジテレビ)、『リボーン 〜最後のヒーロー〜』(26年、テレビ朝日)など、次々とドラマに登場している。

『しあわせは食べて寝て待て』については、『団地のふたり』とは異なり「3街区」をメインに撮影された。

団地のシンボル「バナナ塔」と映画撮影

団地のシンボルで「バナナ塔」と呼ばれるコンクリートオブジェは、「前田商事屋外美術研究所」が手がけたもので、団地内に2カ所設置されている。『団地のふたり』では2街区、『しあわせは食べて寝て待て』では3街区のものがそれぞれ登場した。

60年代当時の団地では、このようなコンクリートオブジェを作ることが流行しており、当時の「団地らしさ」を物語る貴重なスポットと言える。

さらに最近では、現在公開中の映画『あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。』で、実際に2街区にある部屋にて、予告編にも登場する印象的なシーンが撮影された。

現在は、リノベーションされた部屋も多いという滝山団地。『団地のふたり』で由紀さおりさん演じる「佐久間のおばちゃん」の住まいとして実際の撮影に使用された部屋も、その一つだ。

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