夫婦の会話「必要最低限」は29.3%、きっかけは喧嘩や価値観の違い
夫婦の会話「必要最低限」は29.3%、きっかけは喧嘩や価値観の違い

一緒に暮らす夫婦でありながら、気づけば会話は連絡事項や確認など必要最低限だけになっている——。そんな状態に不安を感じている人は少なくない。マイナビニュースが会員300人を対象に実施した調査では、「必要最低限の会話しかしない夫婦」が29.3%を占めることが明らかになった。一方、「普通に会話している」と答えたのは70.7%で、多数派は依然として会話ができているようだ。

必要最低限の会話しかしない夫婦、そのきっかけは?

必要最低限の会話しかしないと回答した層に、そのきっかけを尋ねたところ、大喧嘩や価値観の違い、コミュニケーションの不満、生活リズムの変化など多様な理由が挙がった。特に目立ったのは「否定される」ことへの不満だ。

「一度大喧嘩をしてそれから気まずい雰囲気から抜け出せていない」(45歳・男性・愛知県)という声や、「価値観の違いが明らかに感じられるから」(42歳・男性・広島県)、「考え方が違って、話をすることが煩わしいから」(36歳・女性・千葉県)といった意見が寄せられた。

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「何を言っても否定されるし疲れる」(45歳・男性・東京都)、「否定されたりディスられたりと気分が悪くなるから」(40歳・女性・愛知県)、「何を言っても否定されて逆ギレされるから、必要なことしか話さない」(40歳・女性・神奈川県)など、パートナーからの否定的な反応が会話を減らす大きな要因となっている。

また、「話しても内容を覚えてくれないので、話す必要がなくなる」(48歳・女性・静岡県)というように、相手の関心の薄さを感じて会話を諦めるケースもあった。

生活リズムやスマホの普及も影響

生活スタイルの変化も会話減少の要因だ。「仕事の時間、起床時間が違うため、自然と今の形になった」(36歳・女性・鳥取県)、「生活リズムがそれぞれ違っているので最低限の会話だけになっていった」(42歳・男性・新潟県)など、すれ違いの生活が会話機会を奪っている。

「仕事が忙しく、家には寝に帰るような状態が続いているから」(44歳・女性・茨城県)や、「子供が産まれて以来、会話するネタが合わなくなった」(46歳・男性・愛知県)といった子育てや介護を理由に挙げる声も。「実家に帰ってから、寝室が別々になったから」(46歳・男性・青森県)という物理的な距離も会話減少につながる。

さらに、「特に用事がなくなったりとかスマホが普及してからスマホを触る機会が増えたから」(44歳・女性・宮崎県)と、デジタル機器の普及を指摘する意見もあった。

会話が少なくても円満なケースも

一方で、会話の少なさを必ずしもネガティブに捉えていない回答も目立った。「お互いに自分のペースがあり、会話があまり多くないほうが上手くいくことが多くなったから」(49歳・男性・千葉県)や、「だいたい相手のことがわかるようになったので」(48歳・女性・三重県)というように、長年の関係で会話が減っても良好な関係を維持している例がある。

「特にきっかけはないが、自然に会話が減っていた」(45歳・女性・神奈川県)や、「特に原因は思いつかない」(46歳・男性・埼玉県)といった回答もあり、明確な理由なく会話が減るケースも存在する。

夫婦円満のために大切なこと

調査結果からは、夫婦関係を良好に保つためのポイントも浮かび上がる。相手の話をきちんと聞くこと、頭ごなしに否定しないこと、歩み寄りの姿勢を見せることが重要だ。相手を気遣うコミュニケーションを忘れなければ、会話量が少なくても良好な関係を維持できる可能性がある。

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調査は2026年6月16日、マイナビニュース会員を対象にインターネットログイン式アンケートで実施され、有効回答数は300人。