「人生で一度は見たい花火」と称される「大曲の花火」(秋田県大仙市)が20日夜、兵庫県姫路市で開かれた「姫路みなと祭海上花火大会」に初めて特別参加し、約5万人の観客を魅了した。関西有数の規模を誇る同大会で、大曲の花火師たちが集まり打ち上げるのは初めてとなる。
大曲の花火とは
大曲の花火は春、夏、秋と年3回開かれる。そのうち、8月末の「全国花火競技大会」は日本一の花火師を決める決戦と位置づけられている。2年後には第100回記念大会を迎える。
今回の大会では、約5万人分の有料観覧席が完売。ホスト役の三光煙火製造所(姫路市)、森上煙火工業所(岡山市)とともに、姫路港に浮かべた台船4隻から過去最多の計1万発超を打ち上げた。
参加した花火師たち
大曲の4業者は「大曲の花火協同組合」として参加した。この夏に内閣総理大臣賞を受賞した小松忠信さん(62)、「現代の名工」に選ばれた今野義和さん(62)、「色彩の魔術師」の異名がある久米川和行さん(52)、海外展開を進める斎藤健太郎さん(46)ら18人が駆けつけた。
大曲発祥の「創造花火」、10号玉(尺玉)の芯入割物と自由玉を披露。さらに国内外で高く評価されたミュージックスターマイン「THE GREATEST SHOW」と、大曲の花火を凝縮したプログラムで臨んだ。
今後の展望
協同組合代表理事でもある小松さんは「関西の熱気を感じる大会だった。大曲の魅力を伝えることができて、ホッとしている」と語った。大会事務局を務める姫路市は「来年以降も大曲のみなさんを招致し、リピーターを増やしていきたい」と話している。



