大学3年生の就活準備、約半数が「まだ何もしていない」 リクルート調査
大学3年生の就活準備、約半数が未着手 リクルート調査

リクルートが実施した調査によると、大学3年生の約半数が就職活動の準備を「まだ何もしていない」と回答したことが明らかになった。この結果は、近年加速する企業の早期採用活動と学生の準備状況の乖離を示しており、今後の採用市場に影響を及ぼす可能性がある。

調査概要と結果の詳細

リクルートは2025年7月、全国の大学3年生を対象に就職活動に関する意識調査を実施。有効回答数は1200人。その結果、「就職活動の準備をまだ何もしていない」と答えた学生が全体の48.2%に上った。前年の同じ時期の調査では42.1%だったことから、準備未着手の割合が6.1ポイント増加している。

また、「就職活動を始めている」と回答した学生は51.8%で、その内訳は「情報収集のみ」が28.5%、「インターンシップに参加した」が15.2%、「エントリーシートを作成中」が4.3%、「その他」が3.8%だった。インターンシップ参加率は前年から2.3ポイント減少しており、実際に行動に移す学生が減っている実態が浮き彫りになった。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

準備が進まない理由

準備が進んでいない理由として最も多かったのは「何から始めればいいかわからない」で34.1%。次いで「まだ早いと思う」が28.7%、「他のことで忙しい」が21.5%、「興味のある企業が決まっていない」が15.7%と続いた。リクルートの担当者は「学生の間で就活のスタート時期に対する認識が企業側とずれており、早すぎる準備を敬遠する傾向がある」と分析している。

一方、企業側は採用活動の前倒しを進めており、2026年卒向けのインターンシップは3年生の夏休み前から実施するケースが増加。リクルートの調査では、2025年6月時点で既にインターンシップを開始している企業は全体の35%に達し、前年比で8ポイント上昇している。

今後の影響と専門家の見解

このような状況を受け、就職情報サイトを運営するキャリタスの和田代表は「学生が準備を後回しにすると、秋以降の本格的な選考で出遅れるリスクが高まる。特に人気企業は早期に内定を出す傾向が強まっており、準備不足の学生は選択肢が狭まる可能性がある」と指摘する。

また、リクルートの調査では、就活準備を始めている学生のうち、7月までにインターンシップに参加した割合は15.2%にとどまり、前年より2.3ポイント減少。一方で、企業のインターンシップ参加者数は増加傾向にあることから、一部の学生に参加が集中している可能性も示唆されている。

学生へのアドバイス

リクルートは「まずは自己分析や業界研究など、手軽にできることから始めることが重要」とし、大学のキャリアセンターや就活サイトの活用を推奨している。また、早期にインターンシップに参加することで、企業研究や実際の業務理解につながるとしている。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ