「伯方の塩」のサウンドロゴが、JOYSOUNDの総合カラオケランキング(2026年6月29日~7月5日)で1位を獲得した。わずか3秒の超短尺ながら、その高難度の採点が火付け役となり、異例のランキングトップに輝いた。
超短尺が生む高難度のゲーム性
JOYSOUNDは誕生から30年以上が経ち、配信曲数は44万曲を超える。その歴史の中で、数秒のサウンドロゴが週間ランキングの頂点に立つのは、運営するエクシングとしても初の事例だ。2位にはM!LK「好きすぎて滅!」、3位にVaundy「怪獣の花唄」、4位に高橋洋子「残酷な天使のテーゼ」、5位にあいみょん「マリーゴールド」が続いた。
ランキング上昇の要因の一つは、JOYSOUNDの採点機能「全国採点グランプリ」。全国のライバルと得点を競い合えるこの機能で、「伯方の塩」の6月の平均点数は61.360点。70点以上を取ることすら至難の業で、一般的な楽曲と比べても極めて難易度が高い。
通常の楽曲ならビブラートなどの歌唱テクニックで得点を伸ばせるが、「伯方の塩」は約3秒のため、一瞬の瞬発力と正確な音程の安定性がシビアに試される。この「わずか数秒でいかに高得点を出すか」というゲーム性が、短時間で何度も挑戦したくなるリピート歌唱を促し、ランキングを押し上げた。
幅広い世代とSNSでの話題
「伯方の塩」を歌う層の幅広さも特徴だ。エクシングの歌唱データ分析によると、男性が58%、女性が42%と男性がやや高いものの男女バランスは良く、年齢層も10代の学生から60代のシニア層まで、世代を超えて幅広く歌唱されている。一般的なヒット曲はアーティストの属性やジャンルによって歌唱層が分かれる傾向があるが、長年CMで親しまれてきた「伯方の塩」のサウンドロゴは、「全世代共通」の定番コンテンツとして定着している。
SNSとの相性の良さもブームを後押し。昨年12月の配信直後から、画面いっぱいに「伯方の塩」の文字が並んだ選曲履歴がシェアされ、視覚的なインパクトが話題に。今年6月には、最新ヒット曲や人気アーティストの楽曲が並ぶランキングの中に、約3秒の「伯方の塩」がランクインしている驚きの光景が、タイムライン上で注目を集めた。
「サウンドロゴカラオケ AWARD」の仕掛け
このヒットの背景には、JOYSOUNDが展開するプロジェクト「サウンドロゴカラオケ AWARD」がある。「伯方の塩」はこのAWARDへのエントリーを機にカラオケ配信され、今回の首位獲得に至った。JOYSOUNDでは第2弾となる「サウンドロゴカラオケ AWARD 2027」の開催を決定し、8月31日まで参加企業を募集している。カラオケ配信は2026年6月1日から11月30日まで、応援ステージは2026年12月1日から2027年1月11日まで、決勝ステージ・表彰式は2027年2月に都内会場で行われる予定だ。
【編集部MEMO】男性がシャウトする「は・か・た・の・しお♪」のサウンドロゴは、1987年導入当時、視聴者から「耳障りだ」といった苦情が寄せられたという。



