祇園祭山鉾巡行、38度の猛暑の中23基が古都を進む 稚児が大役果たす
祇園祭山鉾巡行、38度猛暑の中23基が古都を進む

稚児が注連縄を切断し巡行がスタート

京の夏を彩る祇園祭は17日、ハイライトの山鉾巡行を迎えた。午前9時23分ごろ、長刀鉾の上に乗った稚児の長谷航太郎君が、神域との境界を示す注連縄を太刀で勢いよく切り落とし、沿道の観客から拍手が沸き起こった。この日の前祭では、長刀鉾を先頭に全34基中23基の山鉾が盛夏の古都を進んだ。

豪快な辻回しと修理を終えたご神体

山鉾は交差点で、車輪の下に敷いた青竹の上で方向転換する豪快な「辻回し」を披露。見物客から拍手と歓声が上がった。保昌山保存会は、傷みの激しかったご神体人形の甲冑の一部と熊の毛を使った履物の修理を終えて臨んだ。ご神体人形は平安時代の武士・平井保昌像で、保昌と歌人・和泉式部の恋物語を題材としている。

全国2位の猛暑、沿道では熱中症対策

気象庁によると、17日は全国的に猛暑となり、京都市では午後2時38分に38度を記録。全国で38.4度を記録した高知県四万十市に次ぐ2位の高さだった。沿道には多くの人が集まり、写真愛好家らが熱心にシャッターを切る一方、多くの観光客がタオルで汗を拭い、小まめに給水する姿が見られた。山鉾の引き手らも顔を赤くしながら歩いていた。

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巡行順はくじ取り式で決定

山鉾巡行は前祭(17日、23基)と後祭(24日、11基)の2回行われる。慣例で順番が固定されている10基を除き、24基の順番は毎年の「くじ取り式」で決まる。くじを引く山鉾の中で先頭を進むのは「山一番」と呼ばれ、今年の前祭は郭巨山が引き当てた。くじ取り式は順序争いを避けるため1500年に始まったとされる。

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