滋賀県長浜市の長浜城歴史博物館で、NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」と放送に合わせて市内で開催中の「北近江豊臣博覧会」にちなんだ企画展「秀吉、秀長と天下を支えた近江衆-長浜ゆかりの武将と奉行-」が開かれている。9月27日まで。
長浜ゆかりの武将たちを紹介
織田信長の家臣として頭角を現した秀吉は、浅井長政との戦いで功績を挙げ、浅井家旧領の北近江を与えられて長浜城を築いた。本能寺の変で信長が没すると、秀吉と秀長の兄弟は山崎の戦い、賤ケ岳合戦、小牧・長久手の戦いを経て天下統一への道を進んだ。
天下統一事業は、長浜城主時代に秀吉や秀長の家臣となった長浜出身の武将たちも支えた。有名なのは石田三成で、昨夏の同館企画展「長浜戦国総選挙!」に先立つ人気投票では、長政(2位)や信長(3位)の約3倍の票を集めて1位となった。
三成の兄や七本槍の武将も
今回の企画展では、三成の兄・正澄の関連史料も紹介。竹生島宝厳寺が所蔵する国重要文化財「羽柴秀吉朱印状 竹生嶋惣中宛」(前期展示)からは、正澄が秀吉の使者として活動していたことが分かる。
このほか、賤ケ岳七本槍に数えられた片桐且元や脇坂安治、小堀遠州の父で秀長に仕えて奉行として活躍した正次、毛利方の鳥取城攻めなどで武功を挙げた宮部継潤など、長浜出身の人物の史料を紹介。継潤は武にも政治力にも秀でた人物で、肖像画(宮部自治会所蔵)が博物館で初公開となった。
また、近年の研究で秀長の義父の書状であることが明らかになった「神戸秀好书状 上坂意信宛」(西上坂町自治会所蔵)も後期に初公開される。
展示替えと入館情報
企画展は前期(23日まで)と後期(25日~9月27日)で展示替えがある。月曜休館(祝日は開館し翌平日休館)。入館料は大人千円、小中学生200円。問い合わせは同館(0749・63・4611)。



