琵琶湖博物館、開館30周年と企画展入場最多更新をくす玉で祝福
琵琶湖博物館、開館30周年と企画展入場最多更新を祝福

滋賀県立琵琶湖博物館(草津市)が20日、平成8年の開館から30周年を迎えた。開催中の企画展示「博物館はタイムマシン-魚類学者がみた琵琶湖-」(7月18日~11月23日)の入場者数が過去の企画展示の最多を更新しており、この日最初の入館者とともにくす玉を割り、30周年と最多更新を同時に祝った。

30周年と最多更新を同時に祝福

入館者は企画展示を見るために訪れたという京都市伏見区の橋爪綾音さん(28)。館内のロビーで亀田佳代子館長と企画展示を担当する川瀬成吾学芸員に迎えられた。ビワコオオナマズのぬいぐるみなどの博物館グッズを贈呈された橋爪さんは、驚きながら30周年と最多更新を祝福し、「淡水魚が見られる貴重な博物館として、これからもがんばってください」と話した。

過去最多を更新した企画展示

琵琶湖博物館の企画展示は8年の開館から4年間は年1~3回開催。12年からは年1回の目玉展示として夏休み直前の7月から11月まで開催している。これまでの歴代1位は令和4年の「チョウ展―近江から広がるチョウの世界-」(8万5291人)で、平成17年の「歩く宝石オサムシ―飛ばない昆虫のふしぎ発見-」(8万171人)▽同27年の「琵琶湖誕生―地層にねむる7つの謎-」(7万3956人)▽同21年の「骨の記憶―あなたにきざまれた五億年の時-」(7万530人)-と続いていた。

注目集めるシーボルト標本と愛子さまの訪問

「博物館はタイムマシン」は、国内外の魚の標本約230点を一堂に集めた展示で、なかでもドイツ人医師で博物学者のシーボルトが日本から持ち帰った国内初公開の標本(トキ、ドジョウ、ゲンゴロウブナ、カマツカ)が注目を集めている。今月18日、会期を1カ月余り残して「チョウ展」の最多記録を更新した。

天皇、皇后両陛下の長女、敬宮(としのみや)愛子さまが8月21日、地方事情視察の一環で同館をご訪問。見学予定になかった企画展示に関心を示されたため予定を変更し、シーボルトのトキの剝製やハゼの研究者として知られる上皇陛下がオランダの博物館に寄贈された琵琶湖産の魚類標本などをご覧になった。