1980年代の香港での実話をもとにした青春スポーツ映画「最初の半歩」(原題=點五歩、英題=Weeds on Fire、2016年、香港)が8月21日からシネマート新宿(東京都新宿区)など、全国で順次公開される。
香港初の華人少年野球チームの物語
80年代の香港で初の華人少年野球チーム「沙燕(サーイン)隊」が結成された。同じ公営団地で育った、内気な謝志龍(ロン)と義理堅い范進威(ワイ)がチームの主軸になる。様々な挫折や葛藤を経て成長した沙燕隊は、強豪の日本チームとの試合に臨む。
スティーヴ・チャン(陳志發)監督は題名について「誰にでも挫折しそうな瞬間がある。それでも、もう半歩踏み出す勇気を伝えたかった」と語る。
監督が映画化を思い立ったきっかけ
チャン氏は元々、兄弟愛をテーマにした映画を構想していた。軸になる要素が決まらず、1年ほど経った後、香港初の少年野球チームが結成されて日本に勝利したという記事を見つけて、映画化を思い立ったという。
香港と日本が戦う試合の場面が出てくるが、ロンが日本の高校野球を舞台にした漫画「タッチ」(あだち充作)を読みふける場面も出てくる。チャン氏は「これは青春スポーツ映画。日本と香港には過去のしがらみがあるかもしれないが、スポーツマンシップを大切にした」と語る。実際、80年代は非常に多くの日本文化が香港に入り、多くの人々が日本の漫画を読んで育ったという。
映画では80年代の香港の街並みや文化も描かれる。公開は8月21日から全国で順次行われる。



