映画『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』(7月31日公開)のグローバル記者会見が17日、米ニューヨークの「Edge NYC」で開催され、主演のトム・ホランドとデスティン・ダニエル・クレットン監督が、ハルクとの共演シーンの舞台裏をユーモアを交えて明かした。
長年待望されたスパイダーマンとハルクの共演
本作は、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2021年)で、愛する人々を守るために「世界中の人々から自分の記憶を消す」という決断を下したピーター・パーカーの新たな物語。誰からも忘れられた世界で孤独に戦い続けるピーターが、身体に異変を感じ、その原因を探るためブルース・バナー博士を訪ねるというストーリーだ。マーベル・コミックで長年親しまれてきたスパイダーマンとハルクの共演が、ついに実現した。
クレットン監督は「トム・ホランドとマーク・ラファロを同じシーンに入れたら、それだけで爆発的なんです」と笑顔を見せ、「2人ともトップレベルの俳優ですし、ときには驚くほど親密な空気にもなる。ハルクを撮るということは、実際にはマークとトムが同じシーンで演じているのを撮るということなんです」と撮影を振り返った。さらに、「2人は即興で演じることもでき、一緒にいるだけで、その瞬間すべてに命を吹き込んでくれました」と絶賛。「スクリーンでは、コミックファンが長年待ち望んだ2人の共演を楽しんでもらえると思います」と自信をのぞかせた。
CG撮影ならではの苦労とユーモア
一方で、CGキャラクターとの共演ならではの苦労もあったという。クレットン監督は「助かったのは、マークだけでなくトムもタイツ姿だったことです」と笑い、「結局、現場には“タイツを着た男が2人いる”だけでした」と会場を沸かせた。
トムも「本当に奇妙な体験でした」と苦笑い。「一歩その世界観の外に出て、もしセットに鏡でもあって自分の姿が見えてしまったら、『自分はいったい何をしているんだろう』と思ってしまうような状況なんです」と明かした。
特に印象に残っているのは、ハルクに襲われるシーンの撮影だという。「僕はアップルボックス(多目的木箱)の上に立っていて、マークは巨大なハルクの手の小道具を持っていました。それで僕の首を絞める演技をしていたんです」とトムは説明。ラファロは撮影中、ハルクのうなり声まで自ら演じていたそうで、トムは「マークのハルクの声が本当にうまいんですよ(笑)。その時は『このプロセスを信じるしかない』と思いました」と回想。さらに、「『これはきっと最高にカッコいいシーンになる』と自分に言い聞かせるんです。でも心の中では『本当に大丈夫かな……』とも思っていました」と、CG撮影ならではの裏側をユーモアたっぷりに明かし、会場の笑いを誘った。
豪華キャスト陣が集結
会見にはほかに、ゼンデイヤ、セイディー・シンク、ジェイコブ・バタロン、ジョン・バーンサル、プロデューサーのケヴィン・ファイギ、エイミー・パスカルが出席した。『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』は7月31日に全国公開される。



