お笑いコンビ・令和ロマンの髙比良くるま(監督名義・くるま)が初めて監督・脚本を手がけた短編映画『BREAK SHOT』が、7月31日から東京・渋谷シネクイントほかで順次公開されることが決まった。あわせて、くるま監督をはじめ、児玉智洋、オダギリジョー、高良健吾、森川葵ら出演者のコメントと、新たなキャラクタービジュアル6種が解禁された。
漫才の合間に流すために制作
本作は、今年5月に行われた令和ロマンの単独ライブで幕間映像として初公開された作品。「漫才と漫才の間に流す映像」として企画が始まり、本格的な映画制作チームによって完成した。全編をドライブレコーダー視点で描くブラックコメディで、一つの出来事をきっかけに人々の運命が連鎖していく会話劇となっている。
くるま監督は「漫才と漫才の間に流すために映画を撮りました」と制作の原点を明かし、「ドラレコという固定画角は舞台のようで、ありったけの愚かさ(ボケ)を詰め込みました。漫才しか考えてこなかったので、映画も漫才になってしまいました」と振り返った。
主演の児玉は「くるまの初監督作品に出られて本当にうれしいです。くるまがメガホンを取りました。メガホンを取りそうだなと思ってはいましたが、本当に取りました」と笑いを交えながら、「くるまといるとワクワクします。すごいたくさん映画を撮ってほしい」とエール。「僕も負けじと頑張らなくっちゃ!」と刺激を受けていた。
オダギリジョー、高良健吾、森川葵ら豪華キャスト
オダギリジョーは「漫才を突き詰めた男が短編映画に挑戦するなら、その瞬間に立ち会いたいのはこちらの方だ」と出演を決めた理由を明かし、「大きな期待と共に現場へ向かうと、そこには、くるまと車しかなかった」と独特の言い回しで撮影を振り返った。
令和ロマンのファンだったという高良は「M-1でも令和ロマンを応援していましたし、ご褒美かなと思いました。くるまさんのモノづくりに少しでも触れることができたのは貴重な体験ですし、しかも、監督と俳優として関われたことは自慢です。ずっとうれしい時間でした」とコメント。森川も「くるまさんが思い描くものを表現できるかプレッシャーもありましたが、とても良い雰囲気の中で芝居ができました」と語っている。
YouTuber役を演じた前田旺志郎は「くるまさんの言語化能力は凄まじく、目指すYouTuber像をすぐに思い浮かべることができました」と演出力を絶賛。同じくYouTuber役の高橋侃も「撮影スタジオに入った時の高揚が今でも忘れられません。くるま監督の世界の中で役として生きられたこと、とても幸せに思いました」。同じく遠藤雄斗も「お笑いが大好きな自分にとっては改めて夢のような仕事でした」と、くるま監督の世界観の中で演じられた喜びをそれぞれ明かした。
プロデューサーが語る演出の特徴
ゼロからの映画制作を支えた雨無麻友子プロデューサーは、くるまについて「非常に強い言語感覚を持ち、“間”を自ら体現しながら設計していく演出をしていた」と撮影現場を回想。続けて、「観客との空気の読み合いを熟知しているからこそ、“笑い”から逆算して緊張を生み出せる」と、漫才で培われた感覚が映画表現へと昇華されていることを明かし、公開への期待を寄せた。
あわせて公開されたキャラクタービジュアルでは、登場人物たちがビリヤードの球の中に収められ、"ブレイクショット"が放たれる瞬間をイメージしたデザインを採用。一つの出来事から予測不能な展開へ転がっていく物語を象徴するビジュアルとなっている。制作はアートディレクターのRakが手がけた。
公開記念イベントも決定
さらに、公開初日の7月31日には渋谷シネクイントで、くるま監督、オダギリジョー、高良健吾、神保悟志が登壇するスペシャルトークイベントの開催も決定。8月にも、東京、京都、大阪、名古屋でもトークイベント付き上映が予定されている。チケットは7月24日正午より、各劇場ホームページにて順次販売開始される。



