西島秀俊×満島ひかり『時には懺悔を』新予告公開、宮藤官九郎演じる誘拐犯の真実
『時には懺悔を』新予告、宮藤官九郎演じる誘拐犯の真実

俳優の西島秀俊、満島ひかりらが出演する中島哲也監督の映画『時には懺悔を』(8月28日公開)の新予告映像が22日、公開された。映像では、宮藤官九郎演じる男と、9年前に誘拐された重い障がいのある少年との深い絆が描かれている。

本作は、『下妻物語』『嫌われ松子の一生』『告白』などで知られる中島監督が、打海文三の同名小説(角川文庫/KADOKAWA)を映画化した作品。映像化は不可能とも言われた原作に、中島監督が18年にわたる構想を経て挑んだ。

豪華キャストとストーリー

主人公の探偵・佐竹を西島、助手・聡子を満島が演じるほか、黒木華、宮藤、柴咲コウ、佐藤二朗、役所広司らが出演する。

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新予告は、9年前の病院で発生した新生児誘拐事件から始まる。事件を目撃した民恵(黒木)の前を、一人の男が全速力で駆け抜けていく。

時は現在へ。ある探偵殺害事件の真相を追う一匹狼の探偵・佐竹(西島)と、佐竹のもとで修行中の助手・聡子(満島)は、調査を進めるうちに、9年前に起きた新生児誘拐事件へとたどり着く。誘拐された子どもの父親・志賀(毎熊克哉)は、当時、犯人から「身代金、1億円用意しろ」と要求されたことを明かす。

誘拐犯と被害者の異なる関係

だが、その後に映し出されるのは、誰もが想像する“誘拐犯と被害者”の姿とは大きく異なるものだった。9年前に誘拐された子どもには、生きていることが奇跡と言われるほど重い障がいがあった。今は“新(しん)”と名付けられ、明野(宮藤)と二人で暮らしていた。明野は、毎日、新を優しく抱きかかえ、食事を介助し、すぐ隣で添い寝し、そっと手を握る。外出することもほとんどなく、長い年月、新の世話をたった一人で続けてきた。

明野と新、二人の“親子”関係に心を動かされていく佐竹と聡子。重い障がいのある息子を亡くした過去を持つ佐竹。娘との関係がうまくいかず、母親としての自信を喪失した聡子。明野と新の間に流れる深い愛情を見つめるうちに、佐竹と聡子はそれぞれ、自らの家族や過去を振り返っていく。

佐竹の葛藤と物語の結末

そして佐竹は、2つの事件の真相に気づいた警察に対し、思わず「逮捕する気ですか?」と詰め寄る。探偵として明野を追いかけていた佐竹自身もまた、いつしか明野と新の未来を案じるようになっていた。

続く映像には、民恵の「あの子、生まれてこない方が幸せでした」という言葉や、聡子が「あの子、生きてちゃいけないわけ!」と感情をあらわにする姿、佐竹の妻・由紀(柴咲)の「戻れないよ、もう、母親になんか」と崩壊した家庭を嘆く姿も映し出される。

映像のラストでは、河原を散歩する明野と新の姿が映し出される。「そろそろ帰るか」と優しく語りかける明野に、新は満面の笑みを見せる。事件の真相を追うミステリーでありながら、人と人との愛情や、生きる希望を描く物語であることを印象づける内容となっている。

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