犯罪を隠蔽する方法を生成AI(人工知能)に尋ね、実行した兄妹が予期せぬ事態へ巻き込まれるクライムサスペンス映画『5秒で完全犯罪を生成する方法』が9月11日から全国で劇場公開される。危険の渦にのまれる妹役を務めるのは、映像作品に引く手あまたの実力派若手女優、原菜乃華さん(22)だ。スリルに満ちた作品のみどころや役作りについて聞いた。
AIには頼りすぎず距離感を考える
本作のストーリーは、AIの便利さや完璧さといった、いまの時代をタイムリーに写した主題を取り上げている。「映画のお話をいただいた時、まずタイトルがとてもキャッチーで面白そうだと思いました。AIを使う人たちにとって、いつか現実に起きるかもしれないリアリティーがあって、全ての世代の人に刺さるような、身近だからこそ怖く感じる話です。観た後にいろんな人と話し合いたくなると思います。すごく感想が聞きたいですね」
原さん自身も日常的にAIを活用しているという。「よく調べ物をする時に使っています。雑学について聞くことが多いですね。『洗濯でこの汚れは何を使ったら落ちるか』とか。何でもすぐ返答が返ってくるので、頼ってしまいがちですが、聞けば大丈夫と思ってしまうのは怖いので、ちょっと距離感を考えたいと思うこともあります」
役作りで初めて人物像を模索
本作で演じたヒロインの「幸来(さら)」は、取り返しのつかない過ちを犯し、それを隠すために終始追い詰められる状態にある。「私は起きたことをすぐ声に出してしまうので、隠しようがないですね。完全犯罪は向いてないと思います。幸来は事件を起こしてしまいますが、それ以前がどんな人間なのかあまり描かれないので、人物像が見えてくるように、ちゃんと考えて演じたのは初めてでした」
劇中では、危機に陥る幸来を、人気アイドルグループのメンバーで俳優、重岡大毅さん演じる兄が必死で守ろうとする。「守ってあげたい妹」像は、原さんの〝唯一無二の可憐さ〟があってこそだ。
目の前のやるべきことを一生懸命に
「自分をこう見せたいとか、イメージを変化させていきたいという思いはないんです。一つ一つ、いただいたものに真摯に向き合いたい気持ちと、直感で、やりたい、わくわくするっていうことを大事にしています。長期的なスパンで物事をみるより、今、目の前のやるべきことを一生懸命やっていきたいんです」



