映画『さとこはいつも』(9月18日公開)の公式サイトが12日、更新され、同作の関係者を装った悪質な詐欺被害が発生したことを伝えた。同作は有村架純、石田ひかり、姫野花春がトリプル主演を務める沖田修一監督の最新作。
高額な金銭被害と個人情報の詐取が発生
サイトでは「誠に残念ながら、本映画のPR案件を騙り、実際に高額な金銭被害が発生し、また、個人情報(本名・住所・電話番号・メールアドレスだけでなく、マイナンバーカード表裏の画像を含みます。)を詐取される被害が発生しました」と報告。続けて「現在、警察への情報提供等の対応を進めておりますが、被害の拡大を防ぐため、以下長文になりますが、この度当方にて把握しました非常に悪質な手口をお知らせいたします。皆様におかれましては、くれぐれもご注意いただきたく、決して相手の要求に応じたり、送金や個人情報の送信をしたりしませんよう、お願い申し上げます」と呼びかけている。
把握された詐欺の手口
報告全文では、具体的な手口として、SNSのDMから偽の「公式LINE」に誘導し、偽の契約書を送付して信用させた上で、外部の電子契約・出金プラットフォームに個人情報を登録させる事例が紹介されている。偽サイトのURLとして「45job[.]com」や「50job[.]com」が確認されているが、今後もドメインを変えて行われる可能性があるとしている。
さらに、プラットフォーム上に架空の報酬額(例:140,000円)を表示し、「システムエラー」を装って、信用スコア回復のための「管理主体確認」費用や「信用保証金」など、様々な名目で送金を要求するケースが確認された。支払先として個人のPayPayアカウントや個人名義の銀行口座が指定される場合もあるという。また、確認後20分で全額返金すると謳いながら返金されなかった事案も発生している。
注意喚起と相談窓口
公式サイトは「本映画関係者が、皆様に対し『信用スコア回復』『保証金』などの名目で、金銭の支払いを要求することは絶対にありません」と明言し、本人確認書類の画像や個人情報を送信しないよう注意を促している。不審なURLへのアクセスや登録をしないよう求め、万が一被害に遭った場合は管轄の警察署や、警察相談専用電話「#9110」、消費者ホットライン「188」に相談するよう呼びかけている。
また、金銭を振り込んでしまった場合は、利用の金融機関や決済サービス会社への連絡を依頼。さらに、被害金の回復や返金の代行をうたって金銭を求める連絡は二次被害のおそれがあるとして、応じないよう注意を促し、「引き続き事態の把握に努めるとともに、警察への協力等を行ってまいります」としている。



