DCスタジオの本格心理スリラー『クレイフェイス』(2026年10月30日公開、配給:東和ピクチャーズ・東宝)の特別映像<『クレイフェイス』の裏側>が公開された。
美貌と名声を失った男の悲劇
本作は、DCスタジオが新たなジャンルへ踏み込む心理スリラー。怪物の恐怖だけでなく、美貌と名声を失った一人の男が、再起への執着から禁断の治療に手を伸ばし、やがて自分自身を失っていく過程を描く。
主人公マット・ヘーゲンを演じるのは、英国・ウェールズ出身のトム・リス・ハリス。2012年に「スクリーン・インターナショナル」誌が選ぶ「明日のスター」に選ばれ、舞台やテレビでキャリアを重ねてきた。近年はNetflix作品などでも存在感を示す実力派だ。本作では、人気スターとしての輝きから、美貌を失った絶望、怪物へと変貌する狂気までを繊細かつ大胆に体現。悲劇の果てにヴィランへと変貌する人間を描く点で、『ジョーカー』(2019)を想起させる。
スタッフ陣と特別映像の内容
脚本は、『ドクター・スリープ』(2019)やドラマ『ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス』(2018)『真夜中のミサ』(2021)で知られるマイク・フラナガン。監督は、『ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館』(2012)や『スピーク・ノー・イーブル 異常な家族』(2024)のジェームズ・ワトキンス。製作にはマット・リーヴス、ジェームズ・ガン、ピーター・サフランらが名を連ねる。
特別映像では、ワトキンス監督が「クレイフェイスはDCユニバースの可能性を広げる作品だ。とてもダークで予想外の世界へと連れていくだろう」と語る。トム・リス・ハリスは「築き上げてきた全てを失った男の悲劇を描いている」とコメント。映像内では、演技の裏側や陰鬱で重厚なゴッサム・シティのセット、撮影現場のメイキング風景が捉えられている。
スタジオ幹部のコメントと今後の展開
DCスタジオCEOでプロデューサーのジェームズ・ガンは「正真正銘のホラー作品として作った」と自信を見せる。マット・リーヴスも「主人公の闇をギリギリまで描きながら、彼に共感性を持たせている」「ホラー・スリラーであると同時に復讐の物語だ」と作品の本質を語る。ワトキンス監督は「人が肉体的にも精神的にも、形を変えられてしまう恐怖を描いている」と強調する。
ケイトリン役のナオミ・アッキーは「主人公が変貌していく過程が見どころ」と話す。ガンは「ファンに愛されてきたキャラクターを全く異なるアプローチで描く機会だった」と振り返り、ハリスは「クリエイターに自由で大胆な解釈の余地を与えているのがDCの素晴らしいところだ」「観客は度肝を抜くと思うよ」とアピールする。
ピーター・サフランは「『スーパーヒーロー』はジャンルではなく、その傘下にあらゆる物語が存在し得る。DCの枠組みで本格的なR指定作品に挑めたことは夢のようだ(※日本でのレイティングはR15+)」とコメント。ガンは「作品ごとにトーンを変え、クリエイター独自のヴィジョンを存分に発揮してもらうことこそが重要だ」と述べており、新生DCユニバースの可能性を示す作品となっている。
出演者はトム・リス・ハリス、ナオミ・アッキー、デヴィッド・デンシック、マックス・ミンゲラ、エディ・マーサン。監督はジェームズ・ワトキンス、脚本はマイク・フラナガンとホセイン・アミニ、製作はマット・リーヴス、リン・ハリス、ジェームズ・ガン、ピーター・サフラン。