映画「バービー」の日本公開が延期されることが決まった。配給元のワーナー・ブラザース・ジャパンは7月20日、公式ウェブサイトで「配慮が足りなかった」と謝罪し、新たな公開日は未定と発表した。
公開延期の背景
同社は声明で、「このたびの弊社の対応により、多くの皆さまにご迷惑とご不快な思いをおかけしましたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪。当初は8月11日に公開予定だったが、SNS上で同作のプロモーションに関連して、原爆のキノコ雲を想起させる画像を使用したことなどへの批判が相次いだ。これを受け、ワーナー・ブラザースは「弊社の配慮不足が原因」と認め、公開延期を決定した。
同作は、マーゴット・ロビーが主演し、グレタ・ガーウィグが監督を務める。全米では7月21日に公開され、初週末の興行収入は1億6200万ドルを超え、2023年最大のオープニング記録を樹立した。日本では当初、8月11日に公開予定だったが、今回の決定により、新たな公開日は調整中としている。
SNSでの反響
SNSでは、映画の公式アカウントが「バービーと一緒に夏を楽しもう」という投稿に、原爆のキノコ雲を連想させる画像を使用したことに対し、「不適切」「配慮が足りない」などの声が多数上がった。また、同作のプロモーションで、被爆地・広島を想起させる演出があったことも批判の的となった。
ワーナー・ブラザース・ジャパンは、「弊社の対応により、映画を楽しみにされていた皆さま、関係者の皆さまにご迷惑をおかけしたことを心よりお詫び申し上げます」と述べている。
今後の見通し
新たな公開日については、「調整が整い次第、改めてお知らせします」としており、具体的な時期は未定。業界関係者は「日本市場での公開が大幅に遅れる可能性もある」と指摘する。一方、同作は既に世界興行収入で10億ドルを突破しており、日本公開の遅れが全体の興行成績に与える影響は限定的とみられる。



