俳優の岸井ゆきのが主演を務め、浅野忠信と共演する映画『すべて真夜中の恋人たち』の公開日が11月13日に決定した。あわせて特報映像と新たな場面写真3点が解禁された。
本作は、芥川賞作家・川上未映子による同名長編小説(講談社文庫)が原作。2011年に刊行され、国内累計発行部数40万部を突破。全米批評家協会賞小説部門に日本人として初めてノミネートされ、「TIME」誌の「2022年の必読書100冊」にも選ばれるなど、海外でも高い評価を受けている。川上の長編小説が映像化されるのは、本作が初めて。
孤独な校閲者と物理教師のラブストーリー
主人公は、人との関わりを避けながら孤独に生きるフリーの校閲者・入江冬子(岸井)。ひょんなことから年上の物理教師・三束(浅野)と出会い、交流を重ねる中で、自らの孤独や感情と向き合っていく姿を描くラブストーリーだ。ほかに、森田望智、深川麻衣、塩野瑛久らが出演。さらに、松坂桃李が語り役として声のみで参加し、物語に奥行きを与える。
岨手由貴子監督、カンヌ出品作品
監督・脚本は、『あのこは貴族』(2021年)以来約5年ぶりの長編映画となる岨手由貴子が務めた。今年5月の「第79回カンヌ国際映画祭」ある視点部門に正式出品され、ワールドプレミアを実施。海外批評家からも高い評価を受け、すでにフランスや韓国など10ヶ国での配給が決定している。
解禁された特報映像では、「三束さんが言う光は、私がイメージしている光と同じものですか?」「同じものをイメージしていると思います」という会話から、冬子と三束が少しずつ心を通わせていく様子を映し出す。タイトルコールは松坂が担当。作品の重要なモチーフである“光”を印象的に捉えるため、撮影には16ミリフィルムを採用し、音楽には原作でも重要な存在として描かれたショパンの楽曲が使用されている。
場面写真には、冬子と三束が肩を並べて歩く姿のほか、数少ない友人・聖(森田望智)と語り合う様子や、部屋で小さく身を縮めながら電話をする冬子の姿などが収められている。人と関わることが苦手で恋愛経験に乏しい冬子が、少しずつ変化していくことを感じさせる内容となっている。
また、本作のムビチケ前売券(カード・オンライン)は本日(7月24日)から発売される。



