横溝菜帆、『ファーストクライ』19歳の妊婦役で話題「重たい責任を感じました」
横溝菜帆、『ファーストクライ』妊婦役で「重たい責任」

日本テレビ系水曜ドラマ『ファーストクライ 母子救命救急班』(毎週水曜 後10:00)が9日、最終回(第10話)を迎えた。前週2日に放送された第9話で、19歳の特定妊婦・沢田希美役を好演した横溝菜帆には、SNSで称賛のコメントが数多く寄せられ、話題となった。

19歳の妊婦役への責任感と不安

横溝は、父親からの虐待に苦しみ、その暴力により流産するという凄惨な過去を持ちながら、再び宿った命を守るため父の監視を逃れ、訪れた先で比嘉愛未演じる光井明希から、子宮摘出に伴い「最初で最後の妊娠」であると伝えられるという若き妊婦の繊細な心の機微を見事に演じた。

物語終盤の放送回のメインゲストとして出演が決まった際の気持ちについて、横溝は「もともと第1話から拝見していて。なかなかないテーマですし、観た人に大切な何かを気付かせてくれるようなすてきなドラマだなと感じていたので、出演が決まり本当にうれしかったです」と語った。

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初めて台本を読んだ段階から「沢田希美」という人物を演じることへの責任感と同時に不安もたくさん込み上げてきたといい、「つらく重たい過去を持った彼女に、真摯に寄り添って全力で向き合わなければ、と思いました」と明かした。

役作りで初めての経験

役作りについて、横溝は「こんなにも酷い虐待に加え、妊婦の役は初めてだったので、未知の領域に初めは戸惑っていました」と振り返り、「前置癒着胎盤」という言葉も初めて知り、妊婦さんの歩き方や座り方も調べたり、周囲のサポートを受けたという。

心情面では「虐待を受けた子がどんな感情を抱くのかというのは、撮影前にいろいろな作品を観て、とにかく台本を読み込みました。役作りでこんなにも勉強して、考え続けたのは、初めての経験だと思います」と語った。

演じるうえで心がけたことについては、監督から「繊細なお芝居を」と何度も言われたことを明かし、「幼い頃から植え付けられた父親への恐怖心があり、なかなか何事にも真正面から立ち向かえない弱さも持った子ですが、それと同時に『何か大切なものを守りたい』という人一倍強い意志も持ち合わせていると思います」と分析。そのうえで「一つひとつの言葉や行動の裏に隠された希美の心理をとことん追求して、1番の理解者になってあげられるように、一瞬たりとも油断せず、五感を最大限使って、必死に演じました」と語った。

印象的だったシーンと今後の目標

最も印象的だったシーンとして、比嘉演じる光井先生が患者に投げかける「一緒に頑張りましょう。ひとりにはしませんから」という言葉を挙げた横溝。「私も真っ直ぐ目を見て言われた時、ものすごく安心感を覚えました」と述べ、「希美の最初の登場シーンであり、クランクインして最初に撮影したシーンでもあったので、この言葉を光井先生から投げかけられるシーンは希美としても私自身としても一番緊張していました」と振り返った。

今後の俳優人生への影響について、横溝は「この役を通して、自分の全く知らない人生を想像して演じることへの重たい責任を感じました」と語り、「自分自身が経験したことではないからこそ、簡単に『こういうことだ』と決めつけずに、ただひたすら寄り添おうと考え続ける。想像力はもちろんのこと、役に対して大きな敬意を持つこともとても大切なことなのだと、改めて強く実感しています」と述べた。

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憧れの俳優として、今回初めて共演した徳永えりを挙げ、「身にまとった雰囲気はどこまでも優しさに包まれていますし、ずっと聞いていたくなるような澄んだ声が大好きです。周りへの心遣いもすごい方なので、お芝居はもちろんのこと、現場での立ち振る舞いも含めて憧れが詰まっています」と語った。

今後挑戦してみたい作品として「時代劇に挑戦してみたいです。着物や浴衣も大好きですし、かつらもちゃんとかぶってみたことがないので。言葉遣いや所作も含めて、演じるのはかなり難しいと思いますが、チャレンジして乗り越えてみたい壁の一つです」と明かした。

最終回に向けたメッセージ

第9話の放送を見た視聴者に向けて、横溝は「第9話は胸が苦しくなるようなシーンが多かったと思います。とてもつらい展開になってしまいましたが、残された私たちがどのような行動を取るのか。そして、希美自身の中に芽生える感情や成長にも、ぜひ注目して見ていただきたいです。最終回も、心に響く言葉がたくさん詰まっています。楽しみにしていてください!」とメッセージを送った。