カルティエCPCPの希少モデル「タンク ア ヴィス ア ギシェ」Ref.1534551を徹底解説
カルティエCPCP希少モデルRef.1534551を解説

カルティエCPCPの至宝「タンク ア ヴィス ア ギシェ」

高級腕時計の中には、製造本数や販売地域、販売時期が限られた「レアな」モデルが存在します。本連載では、数々の腕時計を見てきたプロフェッショナルが厳選する、希少な腕時計を写真とともに紹介します。

今回は、現行モデルからヴィンテージモデルまで造詣深いロデオドライブ横浜関内店の中嶋研一さんに、カルティエの「COLLECTION PRIVEE CARTIER PARIS TANK A VIS A GUICHETS Ref.1534551」を解説いただきました。このモデルの店頭小売価格(取材時)は580万円で、レア度は4つ星(5つ星中)です。

どんな腕時計?

カルティエの高級機械式時計コレクション「CPCP(コレクション・プリヴェ・カルティエ・パリ)」は少量生産で知られています。その中でもRef.1534551は、CPCPのみで販売される「アビス(ねじ)」と「アギシェ(窓)」が融合した花形モデルです。

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ケースは、特徴的なギョーシェ彫りとアギシェの独創的な窓が配されたダイヤルに、シンプルさと力強さを感じるアビスのベゼル、そして四隅に打ち込まれたビス(ねじ)が組み合わされています。まるで絵画と額縁のような対比をなす美しいフォルムは、まさにカルティエが腕時計で表現したアート作品といえるでしょう。

ムーブメントには、Ref.1534551のために製作されたキャリバー9902を搭載。芸術性だけでなく機能性も追求されている点が見逃せません。

スタッフに聞いた、この腕時計がレアな理由

中嶋さんによれば「おそらく、現在日本で流通しているのは5本もないと思われる」というほどの希少性です。1年前であれば300万円台から購入できましたが、気がつけば当店の販売価格も500万円を超えました。それでも店頭に並べばすぐに売れてしまうことから、このモデルの人気の高さがうかがえます。

特に注目すべきは、専用に作られたムーブメントです。中嶋さんは「ルイ・カルティエやサントスのように、角形ケースに丸型ムーブメントを採用することが多いですが、Ref.1534551は角形のムーブメントを組み合わせているところが大きな特徴です。カルティエ好きならぜひチェックしてほしいポイントですね」と語ります。

カルティエのコレクションの中でも異彩を放つRef.1534551。芸術性と希少性を兼ね備えたこの一台は、時計愛好家の垂涎の的であり続けるでしょう。

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