俳優の奥平大兼が、8月24日スタートのNHK夜ドラ『税金で買った本』で連続ドラマ初主演を務める。人気お仕事マンガを実写化した本作で、ヤンキー高校生・石平紀一を演じる奥平は、「明るい役への第一歩だった」と振り返りながら、作品や役への思いを語った。
図書館を舞台にしたヒューマンコメディー
原作は、ずいの・系山冏による同名漫画。図書館を舞台に、ケンカの強いヤンキー高校生・石平がアルバイトとして働き始めたことをきっかけに、個性的な職員たちと出会いながら成長していくライブラリー・ヒューマンコメディーだ。
出演オファーを受け、原作漫画を読んだ奥平は「個性豊かなキャラクターがたくさん出てきて、すごく読みやすかった」と語る。さらに「図書館の中のことについてあまり知る機会がないので、面白いけれど勉強にもなる作品だと感じた」と作品の魅力を明かした。
明るい役への挑戦と役作り
これまでシリアスな役柄を演じる機会が多かった奥平にとって、本作は新たな挑戦でもあった。「明るい作品はあまりやったことがなかったので、『こういう役ができるのかな』という少しの不安と、楽しみな気持ちがあった」と振り返る。
演じる石平については、「ただのヤンキーというよりは、好奇心があって自由で、気になることがあったらとにかく答えを知りたいという、ある意味すごく純粋な子」と分析。自身との共通点としても、「知らないことがあったら知りたくなるところはすごく共感できる」と話した。
役作りでは、原作のイメージを残しながら現代的な要素も取り入れた。原作より長めに設定した金髪スタイルについて、「原作は『ザ・ヤンキー』という印象が強かったので、今っぽさも入れたいなと思った」と説明。セリフについても若者が普段使う言葉に寄せるなど、自身の感覚を反映させたという。
新たな発見と共演者への感謝
明るく快活なキャラクターを演じた経験は、俳優としての新たな発見にもつながった。「テンションを上げ過ぎるとリアリティがなくなってしまう。そのバランスを探る作業がすごく難しかった」と語り、「今回の作品は大きく分けると“明るい役”への第一歩だった。新しい場所に足を踏み入れた感覚がある」と手応えを口にした。
また、今作で連続ドラマ初主演を務めることについては、「主演ではありますが、僕一人で戦うものではない」と自然体の姿勢を強調。西野七瀬、青木マッチョら共演者についても、「本当にいい意味で静かで、居心地がすごく良かった」と語り、穏やかな撮影現場だったことを明かした。
図書館の魅力を伝えたい
最後に奥平は、「図書館について人生の中で触れる機会は意外と少ないと思う。それをエンタメを通して知ることができるのは面白いこと」と作品をアピール。「この作品を見て『図書館に行ってみたい』と思ってもらえたらうれしい。図書館の面白さを知ってもらい、それがきっかけで良い本に出会えたという人がいたら最高だなと思う」と呼びかけた。



