来客用ソファに香苗と長坂さつきが並んで座り、テーブルを挟んで向かい側に阿岐本がいた。日村も阿岐本に「座れ」と言われ、隣に浅く腰をかけた。
相談の内容
阿岐本が「それで? どんな相談ごとなんだい?」と尋ねると、香苗と長坂さつきは先ほど日村に話したのと同じことを告げた。話を聞き終えた阿岐本は「そりゃあ、たいへんだったねえ」と応じた。
阿岐本の言葉
長坂さつきは「私が無視されるのはいいんです。どうせ、私はこんなだし……。でも、香苗ちゃんが同じ目にあうのはおかしいでしょう」と訴えた。これに対し阿岐本は「まず、無視されていいなんてことはない。そして、どうせこんなだしというのもいけねえな」と諭した。



