淡路人形浄瑠璃の新作「きんたろう」、現代風演出で子ども魅了
淡路人形浄瑠璃新作「きんたろう」上演へ

新作「きんたろう」、淡路人形座が7月23日から上演

国の重要無形民俗文化財「淡路人形浄瑠璃」を伝承する兵庫県南あわじ市の「淡路人形座」は、7月23日から昔話に基づくオリジナル新作「きんたろう」の上演を開始する。500年以上の歴史を持つ伝統芸能の技に加え、現代風の語り口や観客が物語に入り込める「参加型演出」を取り入れ、家族連れを中心に幅広い層を魅了する。公演は8月31日まで。

童話ベースの新作は3作目、昨夏「うらしまたろう」は4500人超動員

同座は、人形浄瑠璃を親子で楽しんでもらうため、2023年から童話を基にしたオリジナル脚本の演目に挑戦。昨夏上演した「うらしまたろう」は4500人以上が鑑賞し、好評を博した。今回の「きんたろう」で童話シリーズは3作目となる。

7月2日には地元の保育園児や観光施設関係者ら約200人を招いたお披露目式が行われた。人形遣いが金太郎やイノシシ、キツネの人形をまるで生きているかのような俊敏な動きで操り、観客を魅了した。

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客席参加型の演出、子どもたちが「はっけよい」と掛け声

特に力を入れたのは客席を巻き込む演出。金太郎がクマと相撲を取る場面では、子どもたちが行司役として参加し、「はっけよい、のこった、のこった」と叫んだり、「頑張って」と金太郎に声援を送ったりして、会場は一体となった。

脚本を担当した人形遣いの吉田光希さん(24)は「盛り上がってほしい時に大きな声が上がって、とてもうれしかった」と喜び、「金太郎の活躍を見て、子どもたちが『怖い』という感情に流されずに前に進んでゆく後押しができる作品となれば」と期待を語った。

公演情報とアクセス

公演は午前11時10分と午後1時半からの1日2回。休演日は7月29日、8月5、6、18、19、26日。未就学児と淡路島内の小学生は無料。問い合わせは淡路人形座(0799・52・0260)。

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