7月23日に亡くなった作家の東野圭吾さんの作品は、映画やテレビドラマの原作として数多く映像化され、現代の作家の中ではその本数が群を抜いていた。
「ガリレオ」シリーズの成功
福山雅治さん主演の「ガリレオ」シリーズは、2007年からフジテレビでドラマ化され、主人公・湯川学の「実に面白い」などの決めぜりふや、口元を左手で覆うポーズが広く親しまれた。劇場版も「容疑者Xの献身」(08年)、「真夏の方程式」(13年)、「沈黙のパレード」(22年)が公開。「真夏の方程式」は13年公開の実写邦画で興行収入1位になるなど、いずれも数十億円規模の大ヒットを記録した。
30本超の映画化と海外リメイク
東野原作の映像化は、国内の映画だけで約30本にのぼる。同じ原作が映画とテレビで別々に映像化されたり、海外でリメイクされたりしたケースも複数ある。「白夜行」は06年にTBSがドラマ化。09年には韓国で映画化され、日本版も11年に劇場公開された。「さまよう刃」も09年の映画化の後に、14年に韓国でリメイク。21年にはWOWOWが連続ドラマを放送した。
異例の連続ドラマ「東野圭吾ミステリーズ」
フジテレビは、12年の木曜ドラマ枠で全11話の「東野圭吾ミステリーズ」を放送。1話完結型のオムニバス作品が、ゴールデンプライム帯の連続ドラマとして放送されるのは異例とも言える。
今後の公開予定
26年もすでに東野原作の映像作品が公開・放送されており、7月27日現在も複数の作品が公開を控える。映画「白鳥とコウモリ」は松村北斗さんと今田美桜さんの主演で、9月4日公開予定。WOWOWでは、香取慎吾さん主演の「連続ドラマW 東野圭吾『虚ろな十字架』」が9月6日から放送される予定。



