十日町市博物館で「野首遺跡 至高の名品」企画展、重文記念し277点展示
十日町市博物館で野首遺跡の至高の名品展、重文記念

十日町市博物館で、同市の「野首遺跡出土品」が重要文化財に指定されるのを記念した企画展「野首遺跡 至高の名品」が30日まで開催されている。出土品1302点の中から選りすぐりの名品277点を紹介している。

約1500年の土器の変遷を一望

野首遺跡は、縄文時代中期から後期にかけての集落遺跡。1995~96年に出土した土器や石器など計1302点について、国の文化審議会が3月、重文に指定するよう文部科学相に答申した。

市博物館によると、野首遺跡は存続期間が長く、出土品の数も多いため、約1500年にわたる土器の変遷を確認できるという。例えば、信濃川流域に特有の火焔型土器は、最古の段階から隆盛期までのものが出土しており、時代を追って並べることで、徐々に形がくびれたり突起が大きくなったりする変化が分かる。周辺地域の影響を受けた土器もあり、当時の交流の様子がうかがえる。

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漆文化の存在を示す出土品も

集落で漆の精製が行われていたことを示す出土品もある。漆が塗られた土器や漆の精製に使われたとみられる土器がそれで、芸術性や知性を備えた漆文化の存在を示唆している。

市博物館の笠井洋祐副館長は「様々な縄文土器の造形美を見ていただき、お気に入りを見つけてもらいたい」と話している。

開催概要と問い合わせ先

午前9時から午後5時まで。月曜休館。観覧料は600円(中学生以下無料)。30日は午前10時半からと午後2時から、学芸員による展示解説がある。問い合わせは十日町市博物館(025‐757‐5531)へ。

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