スウェーデンを代表する陶芸家リサ・ラーソンのドキュメンタリー『リサ・ラーソンがいた時間』(原題:Memories In Clay: A Film About Lisa Larson)が、2026年9月18日よりシネスイッチ銀座、アップリンク吉祥寺ほか全国で公開される。配給はミモザフィルムズ。これに伴い、日本版ポスタービジュアルと場面写真11点が公開された。
孫監督が8年間記録した祖母の姿
本作は、リサ・ラーソンの孫であり映画監督のエミリア・エクマン・ラーソンが、2017年から8年間にわたって祖母の晩年を撮影した親密なドキュメンタリー。エミリアは「学校のクラスのみんなが祖母のことを知っている一方で、私にとってはどこか謎めいた存在だった」という思いを出発点に、リサの創作活動や家族との時間を記録し続けた。
映画では、70年以上連れ添った画家の夫グンナル・ラーソンとの出会いと別れ、子供や孫への深い愛情、そしてスウェーデンの陶磁器メーカー・グスタフスベリで数々のヒット作を生み出し、世界的陶芸家となるまでの歩みが描かれる。エミリアの好奇心あふれる視線を通じて、リサ・ラーソンの人間味あふれる素顔が浮かび上がる。
作品の見どころと日本語字幕
見どころの一つは、リサの陶器作品やテキスタイルで彩られた自宅インテリア、北欧らしい色彩感覚のファッション。リサの人生と最期の時間に寄り添いながら、豊かな創作世界を味わえる。また、スウェーデン出身でラーソン一家と親交のある映画コメンテーターLiLiCoが、劇場公開映画では初となる日本語字幕を担当。かねてリサ・ラーソンのファンを公言するLiLiCoが、リサの息子アンドレアス・ラーソンから本作を紹介されたことが日本公開のきっかけとなった。
閉館目前のシネスイッチ銀座で上映
公開劇場の一つ、シネスイッチ銀座は2026年10月25日の営業をもって閉館することが発表されており、本作は同館での最後の貴重な上映機会となる。同館は『かもめ食堂』(2006年)など北欧ブームの火付け役となった作品を上映し、71年にわたり多くの名作を送り出してきた。
ポスタービジュアルと場面写真
公開された日本版ポスタービジュアルは、アトリエで作品について語るリサ・ラーソンの穏やかな表情をメインに、キャッチコピー「祖母の手はいつも泥だらけだった」を配置。これは劇中で孫エミリアが語る言葉で、スウェーデン語タイトル『Farmors leriga händer – En film om Lisa Larson』(直訳:祖母の泥だらけの手)にもなっている。周囲にはリサのポートレートや代表作「ライオン」「マイキー」が配され、創作の軌跡を表現している。
場面写真11点では、リサの代表的なポートレート、久しぶりに蹴ろくろを回す姿、自宅で食事をするプライベートな一面、夫グンナルとの若き日の写真、カメラを構えるエミリアの姿など、多彩な瞬間が切り取られている。
ストーリーとスタッフ
ストーリーは、北欧スウェーデンを代表する人気陶芸家リサ・ラーソンが、70年以上にわたり創作を続けた人生と知られざる素顔、そして2024年に亡くなるまでの最期の日々を、孫であり映画監督のエミリアが優しいまなざしで描く。出演はリサ・ラーソン、グンナル・ラーソン、マティアス・ラーソン、エミリア・エクマン・ラーソン、フランコ・ニコロシ。監督・撮影はエミリア・エクマン・ラーソン。製作はKamlert Film AB、Film i Skåne AB、Sveriges Television AB。



