祇園祭は宵山だけじゃない…京都人が知る夏のジョーシキと四つ葉タクシーの秘密
祇園祭は宵山だけじゃない…京都人の夏のジョーシキ

夏の京都を代表する風物詩といえば、祇園祭の宵山や山鉾巡行が思い浮かぶ。しかし、これらは祭りの「ほんの一部」に過ぎないと、京都に住んで30年になる筆者は語る。実際、京都の夏には、観光客には見えにくい「ジョーシキ」が数多く存在する。

京都の夏の過ごし方:昼間は籠るのが常識

京都は盆地であるため、夏は蒸し暑く、冬は底冷えがする。近年、暑さはますます厳しくなっており、筆者の周囲の京都人は積極的に「床に行く」とは言わない。川床(かわどこ/かわゆか)は貴船や鴨川で楽しまれるが、実際には多くの京都人は夏の昼間は家に籠り、早朝か日が暮れてから活動するという。昼間に街を歩いているのは、ほとんど観光客ではないかと筆者は感じている。

「一度、京都の尋常でない暑さを体験すれば、『京都の夏は本当に暑い』と説得力を持って語れる。それは旅人にとって一つの財産になる」と筆者は述べている。

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出会えばラッキー!1300台に1台のレアタクシー

京都の街を走るヤサカタクシーは、三つ葉のクローバーが目印だが、稀に四つ葉のタクシーが存在する。偶然出会えるとラッキーと言われるこの四つ葉タクシーに加え、今年からは函谷鉾保存会と彌榮自動車が連携した「函谷鉾タクシー」が登場する。天井灯には函谷鉾の象徴である鉾頭がデザインされ、車体にも「函」の目印がある。約1300台に1台というレアなタクシーを探しながら街歩きを楽しむのも一興だ。

7月の京都:浮き足立つ街の雰囲気

7月を迎えた京都は、街全体が浮き足立っているように感じられる。日常のすぐそばにお囃子の気配や神事の緊張感が潜んでいるからだろう。歩くだけでワクワクするようなこの雰囲気を味わうだけでも、十分に楽しいと筆者は語る。生きた伝統が暮らしに溶け込む京都の夏を、五感で感じてほしい。

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