今夏、大手通信キャリアがしのぎを削る金融領域で大きな転換が始まる。これまでバラバラだった銀行、証券、保険などの金融サービスが一元化され、アプリ1つで決済だけでなく、送金や投資、保険加入、ローンの申し込みなど、日常生活に欠かせないさまざまなサービスを利用できるようになる。
キャリアが狙う「スーパーアプリ化」
金融連携の先でキャリアが狙うのが、スーパーアプリ化だ。ユーザーとの接点を増やし、収益の拡大と長期的な関係構築につなげる狙いがある。さらに、データを活用したAIマーケティングを展開することで、キャリアは収益を獲得し、ユーザーは決済や金融サービスを俯瞰したアドバイスを受けられる。最適な金融サービスの利用や効率的な資産運用も可能になるという。
楽天・KDDIが先行、PayPayが群を抜く
金融連携は楽天やKDDIが先行しており、アプリへの統合ではPayPayが群を抜く。各社が動きを見せる中、ドコモはようやく総合金融グループを構築した段階で、これからはスピード感のある巻き返しが必要になる。
ユーザーは「見直し」の時期に
動きが激しい分野であるだけに、今後はお得な特典やキャンペーンが実施されることが容易に想像できる。ユーザーはお得さと利便性を求めて、長く利用するキャリアサービスを見直す時期に入っているといえる。
各キャリアの決済と主な金融サービスのポイント還元率などをまとめた表も参考に、どのキャリアのサービスに集約するかを考えてみてほしい。なお、それぞれの特典を得るには条件があるため、各サービスの概要を確認することが重要だ。



