ファイナンシャルプランナーの飯村久美さんに、物価高を乗り切る節約術を学ぶシリーズ。携帯電話大手3社が基本料金を値上げするなど、物価高の波は通信費にも押し寄せている。無駄をなくすアイデアを聞いた。
まずは利用実態を確認
スマホ代を見直す第一歩は、毎月の利用料金と使用したデータ通信量を確認すること。月によって変動するため、3か月程度の平均値を取るのがお勧めだ。自分の利用実態と料金プランが見合っているか確認し、必要に応じて変更することが大切だ。
電話をよくかける人は通話料の確認も必須。1回5分以内や10分以内の「かけ放題」オプションもあるが、最近は無料通話アプリを使う人も多い。自分のスタイルに合わせて最適な料金プランを選ぶようにしたい。
料金確認方法と不要オプションの削除
月々の料金は契約した通信会社(キャリア)のホームページで確認できるが、初心者には難しい場合もある。総務省のホームページにある「携帯電話ポータルサイト」では、キャリアごとの確認方法などを分かりやすく説明している。
さまざまな有料オプションがあり、契約時に勧められて入ったものの、そのまま未利用のケースも少なくない。月額は小さくても積み重なれば数千円、数万円の無駄になる。不要なオプションはすぐに外そう。
キャリア変更の判断と自宅ネット回線
お得なプランを比較した結果、キャリアを変えることになっても問題はない。大幅な通信費節約につながるなら変えてもいいが、いわゆる「格安SIM」サービスに変えると自分で初期設定などの作業が必要になることもある。不安な人は実店舗があり、店員に対面で質問できるキャリアを選ぶと無難だ。
自宅のインターネット回線については、単身で動画視聴やゲームをせずあまりネットを使わない人はスマホのみの契約で十分。しかし、同居家族がいて一緒にネットを利用したり、リモートワークやオンラインゲームをするなど大量の安定した通信が必要な人は別だ。ネット回線をスマホと同じキャリアで契約すれば「セット割」などの割引を受けられるケースが多い。
通信費は毎月の支払額を確認しやすく、節約に取り組みやすい固定費。一度見直せば効果は長続きする。端末代も値上がりする今、家族も含めて挑戦してみてほしい。



