マイナポータルアプリが「マイナアプリ」に更新、何が変わったのか解説
マイナポータルアプリが「マイナアプリ」に更新、何が変わったのか

行政サービスの総合窓口となるウェブサイト「マイナポータル」へのログインや認証・署名に使うアプリ「マイナポータルアプリ」が、8月25日に「マイナアプリ」へアップデートされた。デジタル認証アプリを統合し、1つのアプリでマイナンバーカードの本人確認を完結できるようになった。

マイナアプリとは何か、どんなメリットがあるのか

マイナポータルアプリは、マイナポータルなどのサービスを利用するときのログインや認証・署名に利用できる。一方、行政のさまざまなサービスでマイナンバーカードを使った認証・署名を行うためのアプリとして「デジタル認証アプリ」がある。

例えば、証券会社の口座を作りたいときなどに、マイナンバーカードを利用した本人確認や電子署名をデジタル認証アプリで行うことで、よりスピーディーにサービスに申し込むことができる。このデジタル認証サービスには1439のサービスが申し込まれており、既に607のサービスで利用できるようになっている(8月20日時点)。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

これらマイナポータルアプリとデジタル認証アプリを統合したものが、マイナアプリである。メリットは、このアプリ1つでマイナンバーカードの本人確認を完結できることだ。

マイナポータルアプリとデジタル認証アプリが統合されマイナアプリに

これまではマイナポータルアプリをインストールしていても、デジタル認証アプリを利用するサービスを使うときには、デジタル認証アプリのインストールが必要だった。しかしこれからは、マイナアプリが入っていれば、さまざまなサービスや手続きで本人確認が可能になる。

また、これまでデジタル認証アプリでは、「iPhoneのマイナンバーカード」や「Androidスマホ用電子証明書(2026年秋に「Androidのマイナンバーカード」に更新予定)」が利用できなかったが、これからはその両方に対応。実物のマイナンバーカードを取り出さなくても、スマホだけで本人確認することができる。

マイナアプリを利用するには何をすればいいのか

マイナポータルアプリを既にスマホにインストールしている場合、アップデートすることでマイナアプリに変わる。著者はWi-Fi環境であれば自動でアプリがアップデートされる設定にしているので、8月25日の提供開始の翌日、マイナポータルアプリがマイナアプリに変わっていた。

デジタル認証アプリの場合、アプリの起動時にマイナアプリのインストールを促される。ただし両方のアプリをインストールしている場合は、マイナポータルアプリのアップデートのみで問題ない。マイナアプリに変わった後は、デジタル認証アプリをアンインストールして構わない。

マイナアプリの初回の利用時には、マイナンバーカードを使った利用登録が必要だ。また第三者による不正利用を防ぐため、PINや生体認証、指紋認証などによるスマホのロック設定が必須となる。

スマホにiPhoneのマイナンバーカードやAndroidスマホ用電子証明書が搭載されている場合は、生体認証をパスするだけで利用登録が終わる。著者はAndroidスマホ用電子証明書を利用していたので、マイナンバーカードを取り出さなくても簡単に利用登録を完了することができた。

マイナアプリは今後どうなるのか

事前にマイナポータルアプリがマイナアプリにアップデートされることを知っていても、アプリアイコンが変わったことには驚いた。ただ、マイナンバーの公式キャラクターの「マイナちゃん」が描かれているため、マイナンバー関連のアプリだということは分かる。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ

最終的にはもっとシンプルな文字だけのアプリアイコンになるのだが、移行措置期間として一定期間、アプリアイコンに「マイナちゃん」が描かれ、各アプリストアでマイナアプリの名称に「旧マイナポータルアプリ」と併記するなどの配慮がなされる。

2027年3月には、マイナポータルに届く行政機関などからのお知らせをプッシュ通知で受け取ることができる機能を実装。2027年度にかけて、マイナポータルにログインしなくてもマイナアプリ上でお知らせが確認できるようになる。また、マイナポータル内ではAIエージェントを活用することで、より簡単に行政手続きができるようになる予定だ。

今後、マイナアプリが重要な役割を担っていくことになり、随時、機能拡張が行われる見込み。まずは今回のアップデートを実施して、マイナアプリを安全で便利に利用できるようにしておこう。