Google、クリエイターとパブリッシャー向け「検索プロフィール」導入 AI検索での流入減少批判受け
Googleが検索プロフィール導入、AI検索の批判受け

Googleは6月4日(現地時間)、クリエイターやパブリッシャーが検索結果での存在感を高めるための新機能「Search profiles」(検索プロフィール)の導入を発表した。ソーシャルメディアのアカウントやWebサイト、最新の動画や投稿などを1つのページに集約し、共有可能にするものだ。デジタル上の活動を公式な場にまとめることで、ファンやコラボレーター、ブランドがGoogle検索やDiscoverを通じて、正確で最新の情報を見つけやすくすることが目的としている。

プロフィール作成の条件と表示方法

プロフィールを作成できるのは、18歳以上で主要なプラットフォームで一定数以上のフォロワーを持つクリエイターやパブリッシャーのみだ。具体的には、YouTube、Instagram、Xのいずれかで10万人以上、またはTikTokで30万人以上のフォロワーを有していることが主な条件となる。

一般のユーザーがGoogle検索で対象となるクリエイターやパブリッシャーの名前やハンドルネームを検索すると、検索プロフィールが表示されるようになる。検索プロフィールを設定すると、検索結果の右側などに表示される「ナレッジパネル」が生成または強化され、アバター画像や最新の投稿、各SNSへのリンクなどが視覚的に分かりやすく表示される。さらに詳細な情報をまとめたプロフィールページ本体を表示するには、ナレッジパネルの「View Search Profile」というリンクをタップするか、スマートフォンのGoogleアプリの場合はDiscover画面に表示されたクリエイターの名前をタップすればよい(本稿執筆現在、デスクトップではナレッジパネルの「See More」をクリックすると表示される)。

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AI検索によるトラフィック減少への対応

今回の発表は、Google検索への「AI Overviews」や「AIモード」の導入によってWebサイトへの流入が大きく減ったとパブリッシャーから批判を受けている最中に行われた。デジタルマーケティング企業のSeer Interactiveが2025年11月に公表した分析によると、Google検索の結果ページにAI Overviewsが表示される場合、2024年6月から2025年9月にかけてオーガニックなクリックスルー率が61%低下したという(Googleはこの分析について、AI Overviewsが表示されるクエリとされないクエリは性質が異なるとし、妥当性を疑問視している)。また、Googleは前日の6月3日、英国競争・市場庁(CMA)からの要請を受け、パブリッシャーが自社コンテンツのAI検索機能への利用をオプトアウトできるトグルをSearch Console上で提供することを発表している。

関連する取り組み

  • AI検索への表示拒否トグル:Googleは、AI検索機能に自社ページを表示させるか選択できる新しいトグル機能のテストを開始した。拒否しても通常の検索結果には残るため、パブリッシャーは検索流入を保ちつつコンテンツ交渉力を確保できる。
  • AI検索時代の共存策:Googleは、AI検索時代におけるパブリッシャーの懸念に対応するため複数の施策を発表した。購読済みメディアの記事リンクを検索結果で目立たせる新表示の導入や、「AIモード」でのインラインリンクの数を増やし説明文を添える。また、The Guardian、The Washington Postなどのニュースパブリッシャーと新たな商用AIパイロットプログラムを実験的に実施している。

今後の展開

検索プロフィールは、まずは米国内でのみ提供が開始されている。Googleは今後、対象となる国や地域を拡大し、利便性を高める新機能を追加していく予定だとしている。

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