キャンパスはまるで空港、航空整備士ら養成 日本航空大学校・北海道校をルポ
キャンパスは空港、航空人材養成校をルポ 北海道千歳市

9月20日は航空への理解と関心を高めるために制定された「空の日」。戦後一時禁止された民間航空の再開から40周年にあたる平成4年に定められ、航空路線網は国民生活に欠かせないインフラとなった。近年は航空需要の拡大に伴い、業界の人材確保が国家課題となっている。担い手を育てる専門学校も対応に尽力する中、その一校で日本の主要空港に多くの人材を送り出している「日本航空大学校・北海道校」(北海道千歳市)を取材した。

キャンパスはまるで空港、実機や特殊車両が並ぶ

北海道の空の玄関口、新千歳空港から車で約10分。校内はキャンパスでありながら、空港のような景色が広がる。「ここに今飛行機が降りたとしても対応できる機材はそろっています」と中井浩貴副学長が説明するように、航空機の実機のほか、貨物・手荷物を積んだコンテナを運搬する「トーイングトラクター」など空港で働く特殊車両が並び、学生が作業手順を確認しながら機敏に動き回っている。

同校は国土交通大臣が指定する航空従事者養成施設の一つで、昭和63年に開校。今年度は約620人の学生が在籍する。

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雨の中の実習、羽田で働く学生の思い

屋外では、航空機の誘導や手荷物の搭載などを担う「グランドハンドリング」を目指す学生が実習中だった。取材当日は本降りの雨だったが、レインコートを羽織り、車両の運転や荷物の積み降ろしなど、自分の役割に集中している。

来年から東京の羽田空港で働くことが決まっているというグランドハンドリング科2年の三上紫緒音さん(20)は「実習は大変だけど、嫌だと思ったことは一度もない。日本一忙しいと言われる空港で働くことにわくわくしている」と笑顔で話した。

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