ディー・エヌ・エー(DeNA)の南場智子社長は5日の決算説明会で、ゲームやスポーツの運営会社にとどまらず「新しい事業を次々と生み出す会社」に転換する方針を打ち出した。人工知能(AI)を活用した新規事業やスタートアップへの投資を加速させて中核事業へと育て、上場や売却で得た利益を次の挑戦に回す循環型の経営モデルを構築する考えだ。
2026年4~6月期決算は純利益が約3倍
この日発表した2026年4~6月期決算(国際会計基準)は、売上高が前年同期比10・9%減の371億円で、純利益は前年同期の約3倍となる334億円だった。持ち分法適用関連会社でタクシーの配車アプリなどを運営する「GO」が東京証券取引所グロース市場に上場したことに伴い、持ち分法投資利益395億円を計上したことが貢献。南場社長が掲げる事業循環モデルを体現した形だ。
「永久ベンチャー」の理念を再び
南場社長は6月、15年ぶりに社長に復帰した。米シリコンバレーで起業家たちの熱気に触れたことが復帰の決め手だったと明かし、「永久ベンチャー」という創業時の理念を改めて実現すると表明していた。
説明会で南場社長は、「本業は事業の工場」と述べ、AIを活用して次々と事業を生み出し、利益を循環させる方針を示した。



