現場から帰宅後4時間超もスマホみる大学生の娘 母の不安「今やSNS依存」
帰宅後4時間超スマホ 母の不安「今やSNS依存」

神奈川県に住む58歳の女性は、大学生の長女(20)が帰宅後4時間以上もスマートフォンを手放さない現状に不安を募らせている。「今やSNS依存です。食事中も風呂上りも、常に画面を見ています」と語る。長女がスマホを手にしたのは、私立中学1年生の頃。周囲の多くの子が持っていることや、写真を撮って見せ合うことが流行していたため、小学生の頃からねだられていたという。

年齢制限緩和が招いたアプリ乱用

スマホ購入後、女性は位置情報がわかるアプリを入れようとしたが、うまくダウンロードできなかった。端末の年齢制限が原因と考え、設定年齢を18歳程度に引き上げた。これにより、多くのアプリがダウンロード可能になり、長女はインスタグラム(Instagram)とツイッター(現X)を始め、頻繁に利用するようになった。

インスタグラムでは学校の友人の投稿をチェックし、Xでは興味のある話題を検索。一つの投稿を見ると別の投稿が目に入り、次々とタップする習慣がついた。当初は1日1時間までの使用約束だったが、超過する日が少なくなく、学習時間が削られ成績は下降気味になった。

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高校生で変化したSNSの使い方

高校生になると、インスタグラムの使い方が変化。友人の投稿だけでなく、おすすめの動画や「リール」機能に没頭するようになり、身動きせず指を動かし続ける時間が増えた。女性は「気づけば何時間も経っている。本人もやめたいと思っているようだが、止められない」と話す。

専門家の見解

立命館大学准教授で社会情報学が専門の谷原つかさ氏は、無限スクロールや自動再生機能が中毒性を高めていると指摘。「EUは2026年7月10日、Meta社のインスタグラムについて、無限スクロールが『中毒性のあるデザイン』としてデジタルサービス法(DSA)に違反すると判断し、機能の無効化を要求しました。日本でも同様の規制議論が必要です」とコメントしている。

背景と影響

子どものスマホデビューは低年齢化が進み、SNS依存が問題化。女性の長女のように、中学入学を機にスマホを持たせる家庭は多い。しかし、年齢制限の緩和や親の監視不足が、長時間利用や依存を招くケースが目立つ。成績低下や睡眠不足、対人関係の希薄化など、悪影響は多岐にわたる。

女性は「今からでも制限をかけたいが、もう大学生で手遅れかもしれない」と後悔の念をにじませる。専門家は、スマホ購入前のルール作りや、ペアレンタルコントロール機能の活用を推奨している。

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