「人に迷惑をかけたくない」は信頼を損なう行為…甘えることが人間関係を深める最強スキル
「人に迷惑をかけたくない」は信頼を損なう…甘えるスキル

「人に迷惑をかけたくない」という考えは、実は相手から信頼されない原因になり得る。コミュニティクリエイターでコミュニケーションスタイリストの中窪利衣氏は、甘えることが信頼関係を築く最強のスキルだと指摘する。中窪氏は著書『「わたしのお城」のつくり方』(三笠書房)で、頼ることは「あなたを信じています」と伝える行為であり、相手に「必要とされている喜び」を与えると説明している。

甘えることへの誤解とその本質

「甘える」という言葉には、子どもっぽい、わがままといったネガティブな印象を持つ人も少なくない。しかし中窪氏は、甘えることは信頼の証であり、人間関係を深めるための重要なスキルだと強調する。「助けてほしい」と素直に言うことは、相手に“必要とされている喜び”を感じてもらうことでもある。甘えることで、自分らしくいられる「お城」の中を信頼や喜びで満たすことができるという。

自分で抱え込むことの弊害

中窪氏自身、以前は仕事で全てを自分で抱え込み、心身ともに疲れ果てることが多かった。しかしあるとき、「自分が全部やることで、相手の“力になりたい”という気持ちのチャンスを奪っていた」と気づいたという。それからは少しずつ“甘える練習”を始め、できないことはお願いし、苦手なことは委ねるようにした。その結果、相手との関係がどんどんあたたかく、やわらかくなっていったと述べている。

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「頼る」と「頼られる」の循環

中窪氏は、人間関係において「甘える」ことと「頼られる」ことはキャッチボールのようなものだと説明する。自分が苦手なことや得意でない分野を、できる人にお願いすることは、相手への信頼の表現になる。多くの人は「人に頼られることがうれしい」と感じるものであり、頼ることで相手に喜びを与え、関係性を深めることができる。

「人に迷惑をかけたくない」は誤り

「人に迷惑をかけたくない」という考えは、一見立派に見えるが、実は相手の信頼を得る機会を逃している。中窪氏は、甘え上手な人が「信頼の循環」をつくると指摘。自分で全てを抱え込むのではなく、適切に頼ることで、周囲との絆が強まり、結果的に自分も相手も幸せになる。

実践的なアドバイス

中窪氏は、まずは小さなことから「甘える練習」を始めることを勧めている。例えば、仕事で苦手な作業を同僚に任せる、家事でパートナーに助けを求めるなど、日常の些細な場面から実践できる。そうすることで、徐々に「頼る」ことに抵抗がなくなり、人間関係が豊かになるという。

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