ソフトバンクの宮井社長は8月4日の決算会見で、スマートフォン価格の高騰の見通しについてコメントした。メモリ価格の高騰によりスマホ価格も上昇が続いており、その影響について問われた宮井氏は「下期のモデルから影響が出始める」とコメント。特に影響が出そうなのが、メモリ価格の比率が比較的高いローエンドモデルとみられるが、「ローエンドモデルについては、あらかじめこうなると予測していたので、大量に(在庫を)持つようにした」(宮井氏)という。これは、メモリ価格が高騰する前に、大量に部材を調達することで、価格高騰のインパクトを抑えられたことを示す。
ハイエンドモデルは顧客の負担が増える
ソフトバンクの宮井社長は「今期(2026年度)については、ローエンドモデルはあまり影響ないが、ハイエンドモデルはお客さまのご負担が増えると感じている」と述べた。実際、ソフトバンクは7月31日から「iPhone 17」シリーズや「iPhone Air」の一括価格や機種変更時の実質負担額を値上げしている(関連記事)。
ソフトバンクのiPhone 17シリーズは一括価格が値上げとなった(写真はiPhone 17 Pro)
その一方で、モトローラの「moto g37」は一括価格を2万1984円に抑え、MNPだと24円に割り引いている。moto g37はメモリ価格の高騰が進んでから発売された機種なので、ソフトバンクが戦略的に値下げしているとみられるが、少なくとも既存のローエンド機種が値上げされることはなさそうだ。
長く使う顧客への還元策
ハイエンドモデルは価格の上昇を覚悟した方がいいが、短期解約を防ぐホッピング対策と合わせ、宮井氏は「長く使うことを約束していただけるお客さまに、しっかり還元するルールを作るべき」との考えを示した。



