スマートフォンやゲームの長時間使用が子どもの視力に悪影響を及ぼす可能性について、眼科医で窪田製薬ホールディングスCEOの窪田良氏と、子育て情報を発信するインスタグラマーのやまかな氏が対談した。両氏は、現代の子育て環境が子どもの視力低下にどのように関わっているか、また親が感じる孤独感について意見を交わした。
室内での時間増加が視力に与える影響
窪田氏は「親が付き添えない時間帯は、どうしても室内で過ごすことになりますよね。その結果としてメディアやゲームの時間が増えていく」と指摘。これに対しやまかな氏は「そうなんです。親も忙しい時にスマホやタブレットに助けられている部分があるので、完全に禁止するのは難しい。でも、どこまで管理するべきか、本当に悩みどころです」と共感した。
「孤独な子育て」の正体
窪田氏が「現代の子育てにおける『孤独感』というのは、具体的にどういう場面で感じるものなんでしょうか?」と質問。やまかな氏は「共働きが増えて、日々のタスクに追われて疲弊しているお母さんが多いです。帰ったらやることをやって寝かせなきゃいけない、という日々のバタバタに疲れ果てている。その中で、子どもとゆっくり向き合う時間が取れないことへの罪悪感を抱えている方も多いですね」と回答した。
SNSとリアルなつながりの違い
窪田氏は「SNSでつながっているようでも、リアルな結びつきとは違いますよね」と述べ、やまかな氏は「確かに、リアルな人間関係とはまた違ったものだと感じています。SNSのつながりに救われることもたくさんありますし、孤独感が和らぐ部分もあると感じています。ただ、昔はご近所付き合いで『調味料を貸し借りする』ような気軽な助け合いがありましたが、今はそうした関係も少なくなっていますよね。SNSでもリアルでも、人とのつながり方が変化している中で、本当の意味で信頼できる関係を築くことは昔より難しくなっているのかもしれません」と語った。
リアルな関係の重要性
窪田氏は「リアルな深い関係というのは、ぶつかったり傷ついたりしながら育まれるものですよね。離れたくても離れられない親子関係や兄弟関係、近い友達との中でどうやって折り合いをつけていくか。それが悩みである一方で、人間性を育てることにもつながる。孤独感を解消するためにも、そういうリアルなつながりが大切なんでしょうね」と強調。やまかな氏も「本当にそう思います。SNSは広くつながれる一方で、深さという点ではリアルには及ばない。その両方をうまく使いながら、孤独にならない子育て環境を作っていけるといいですよね」と締めくくった。



