サムスン電子は10日、折りたたみスマートフォンの最新モデル「Galaxy Z Fold6」と「Galaxy Z Flip6」を発表した。両機種とも、人工知能(AI)機能を強化し、より薄く、軽くなった。価格は前世代から据え置きとなり、Galaxy Z Fold6が189万9800ウォン(約21万5000円)、Galaxy Z Flip6が148万5000ウォン(約16万8000円)からとなる。
AI機能の強化とデザインの進化
Galaxy Z Fold6は、折りたたみ時の厚さが12.1ミリと、前世代の13.4ミリから約10%薄型化。重量も239グラムと、14グラム軽量化した。一方、Galaxy Z Flip6は、折りたたみ時の厚さが14.9ミリで、前世代とほぼ同じだが、重量は187グラムと、前世代より2グラム軽くなった。
両機種とも、QualcommのSnapdragon 8 Gen 3プロセッサを搭載し、AI処理能力が向上。特に、写真や動画の編集において、被写体を自動で切り抜いたり、背景を除去する機能が強化された。また、通話のリアルタイム翻訳機能も搭載され、対応言語が拡大された。
カメラ性能の向上
カメラ性能も向上。Galaxy Z Fold6は、50メガピクセルのメインカメラ、12メガピクセルの超広角カメラ、10メガピクセルの望遠カメラを搭載。Galaxy Z Flip6は、50メガピクセルのメインカメラと12メガピクセルの超広角カメラを搭載し、前世代の12メガピクセルから大幅に向上した。また、両機種とも、AIによる夜景モードやポートレートモードが改善された。
市場での競争と販売戦略
サムスン電子のMX事業部長、盧泰文(ノ・テムン)氏は、「Galaxy Z Fold6とGalaxy Z Flip6は、折りたたみスマートフォンの新たな基準を打ち立てる。特にAI機能の強化により、ユーザー体験を大きく向上させた」と述べた。
サムスン電子は、折りたたみスマートフォン市場でリーダーシップを維持しており、2023年には世界の折りたたみスマートフォン市場の約60%のシェアを占めた。しかし、中国のファーウェイや、折りたたみスマートフォン市場に参入したアップルなど、競争は激化している。サムスンは、今回の新モデルで市場での優位性を維持したい考えだ。
新モデルは、7月24日から韓国、米国、欧州などで順次発売される。日本での発売は未定だが、サムスンは日本市場でも折りたたみスマートフォンの需要が高まっているとみて、販売を検討している。



