Appleの次世代廉価版スマートフォン「iPhone SE 4」が、2025年3月に発売される可能性が高いと、複数の情報筋が報じている。現行のiPhone SE(第3世代)は2022年3月に発売されており、約3年ぶりのモデルチェンジとなる。今回のSE 4は、デザインや性能面で大幅な進化が期待されており、Appleの戦略において重要な位置づけとなる。
デザインはiPhone 14ベースに、ホームボタン廃止へ
リーク情報によると、iPhone SE 4はiPhone 14のデザインをベースに開発されている。具体的には、6.1インチの有機ELディスプレイを採用し、従来のホームボタンは廃止される見込み。代わりに、Touch IDは電源ボタンに内蔵されるか、Face IDが搭載されるとみられる。また、ノッチ(切り欠き)デザインを採用するか、Dynamic Islandに似た形状になるかは議論が分かれている。
画面サイズが4.7インチから6.1インチに拡大されることで、操作感や視認性が向上する。一方で、小型スマートフォンを好むユーザーにとっては、サイズが大きくなる点が懸念材料となる。筐体はアルミニウム製で、背面カメラはシングルカメラ構成が継続される可能性が高い。
プロセッサはA18 Bionic搭載か、AI機能に注力
iPhone SE 4には、最新のA18 Bionicチップが搭載されると予想される。これは、2024年発売のiPhone 16シリーズと同じチップであり、処理性能が大幅に向上する。特に、機械学習やAI関連の処理能力が強化され、写真撮影や音声認識、ARアプリケーションでのパフォーマンスが向上する見込み。また、Appleの生成AI機能「Apple Intelligence」の一部機能が利用可能になる可能性もある。
RAMは8GBに増強され、アプリのマルチタスク性能が向上する。ストレージは128GBから始まり、256GB、512GBのラインナップが用意されるとみられる。
カメラは48MPにアップグレード、計算処理で高画質化
背面カメラは、48メガピクセルの広角カメラにアップグレードされる。これにより、従来の12MPから大幅に解像度が向上し、デジタルズーム時の画質も改善される。また、Appleの計算写真技術により、ポートレートモードやナイトモードの性能も向上する見込み。ただし、超広角カメラや望遠カメラは搭載されず、シングルカメラ構成が継続される。
前面カメラは12MPで、Face ID対応の場合、TrueDepthカメラシステムが搭載される可能性がある。ビデオ撮影は4K 60fpsに対応し、シネマティックモードも利用可能になると予想される。
価格は500ドル前後か、Appleの戦略は
価格について、アナリストは499ドル(日本円で約7万5000円)前後になると予想している。現行のiPhone SE(第3世代)は429ドル(約6万4800円)で販売されており、70ドル程度の値上げとなる。これは、有機ELディスプレイや高性能プロセッサの採用によるコスト増が理由とみられる。
Appleは、iPhone SE 4をエントリーモデルとして位置づけつつも、最新技術を搭載することで、ミッドレンジ市場での競争力を高める戦略とみられる。特に、GoogleのPixel 8aやSamsungのGalaxy Aシリーズなど、競合他社のミッドレンジ機種との差別化を図る。
発売時期は2025年3月、生産はインドでも
発売時期は、2025年3月と予想される。Appleは毎年3月にイベントを開催しており、そのタイミングでの発表が有力視されている。また、生産は中国に加えて、インドの工場でも行われると報じられている。これにより、Appleの生産拠点の多様化が進むとともに、インド市場での価格競争力が向上する可能性がある。
なお、iPhone SE 4は5Gに対応し、Wi-Fi 6EやBluetooth 5.3もサポートする見込み。バッテリー容量は3000mAh程度で、USB-Cポートを採用し、充電速度は20Wの急速充電に対応する。



