熊の目撃情報を自動収集・通知、学生スタートアップBearBellが「クマップ」正式リリース
熊の目撃情報を自動収集・通知「クマップ」正式リリース

国際教養大学(秋田市)の学生によるスタートアップBearBellは2026年7月13日、クマの目撃情報を自動収集・共有・通知するスマートフォンアプリ「クマップ」(iOS/Android、無料)を北海道と東北6県で正式リリースした。

5秒以内に通知が届く仕組み

クマップは、ユーザー自身が保有するクマの目撃情報や、ユーザーが目撃したクマの情報を地図上で共有・周知できる。現在地周辺や、自宅・学校・職場など登録したスポット周辺でクマの目撃情報が投稿されると、5秒以内に通知が届く。特徴的なのは、現在地や登録スポットごとに通知を受け取る範囲(距離)を自由に設定できる点だ。例えば自宅周辺は500メートル、職場周辺は1000メートルなど、数値を細かく調整することで、本当に知りたい場所の警戒を受け取れるようにした。

AIが写真からクマを検出し信頼度をスコア化

ユーザーが投稿した目撃情報は、AIが写真からのクマの検出と種類を判定。メタ情報やメディアの品質を解析するほか、近隣の他の投稿や他ユーザーからの評価といった複数の観点を総合し、「信頼度」を0~100のスコアで可視化して伝える。画像認識やUI/UX基盤にはグロースエクスパートナーズ(東京都新宿区)が技術参加した。

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ファミリーリンク機能や全国の熊情報も

アプリには、家族同士をアプリでつなぐ「ファミリーリンク」機能、全国の自治体が発表する警報・入山禁止情報の一覧表示、利用者同士の掲示板、写真と場所を選ぶだけの簡単投稿機能なども搭載した。自治体の目撃情報の自動収集・通知はリリース時点で北海道と東北6県に対応しているが、アプリ自体の利用(閲覧・投稿など)は全国どこからでも可能で、今後対応エリアを順次拡大する。

開発の原点は大学正門前でのクマ出没

BearBellは国際教養大学(秋田県)の学生が2026年1月に設立したスタートアップ。代表の武部悠大によると、開発の原点は2022年10月に大学の正門玄関にクマが出没した際、事務局の対応が土曜日だったため週明けまで3日かかった経験だったという。

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