広島電鉄は29日、原爆ドーム(広島市中区)と厳島神社(廿日市市)の世界遺産登録から今年で30年を迎えることを記念し、ラッピング電車の運行を始めた。来年1月末まで主に2号線(広島駅―広電宮島口)を走る。
記念事業の一環として運行
この取り組みは、県や広島、廿日市両市、県観光連盟などで構成する「世界遺産登録30周年記念事業実行委員会」の事業の一環。車体には両所の外観写真や「30th」などと書かれたロゴマークがデザインされ、車内にはそれぞれの歴史を紹介する展示などが飾られている。
出発式でテープカット
この日は廿日市市の広電宮島口駅で出発式があり、横田知事や松井一実・広島市長、松本太郎・廿日市市長らがテープカットを行った。同委員会の会長を務める澄川宏・広島市観光政策部長(52)は「二つの世界遺産には、人々が祈りをささげてきた場所という共通点がある。そうした歴史や価値の理解を深め、次世代へつなぐ契機になれば」と話した。



