秋田市は10月から、金足、下新城、上新城地区などを走る予約制のコミュニティーバス「マイタウン・バス北部線」で、AI(人工知能)を活用して効率的なルートを導く「AIオンデマンド交通」の実証運行を始める。宅配サービスの一部を同路線の車両が担う貨客混載も実施する。
実証運行の内容
27日の市地域公共交通協議会で運行内容が承認された。同路線は現在、利用者からの予約に合わせ、設定された一定のルートと時刻表に従って運行している。実証運行ではこれらを設けず、AIが予約状況から導いた最適なルートを走行する。
市交通政策課によると、同路線は廃止された路線バスの代替として2008年から運行されているが、その後も路線バスの廃止や減便が続き、場所や時間帯によって交通の空白が生じていた。ルートにしばられない柔軟な運行に見直すことで、空白の解消や利便性の向上が期待できるという。
予約方法と貨客混載
電話か専用アプリで、決められた乗降場所から出発地点と行き先を選び、出発時間か到着時間のいずれかを指定して予約できる。運行時間は午前7時~午後7時。
また、高齢者などの買い物の負担軽減を図ろうと、車両の空き時間や空きスペースを活用した貨客混載も行う。市内に本部を置くスーパー「ナイス」と連携し、同社が行うネットスーパー事業で、配送の一部を担うという。
期間と今後の予定
実証運行の期間は来年3月末まで。期間中に成果を検証し、翌4月から本格運行に移行する予定という。問い合わせは同課(018・888・5766)へ。



