研究チームが1つのLEDで青・緑・黄・赤の4色を発光、超小型ディスプレー実用化に期待 大阪大と立命館大
研究チームが1つのLEDで青・緑・黄・赤の4色を発光、超小型ディスプレー実用化に期待 大阪大と立命館大

現在、実用化されているLEDディスプレーは、赤色、緑色、青色の3種類のLEDを組み合わせる方法が主流となっている。

大阪大と立命館大のチームは、レアアース(希土類)の一つで、青、緑、黄、赤の4色を同時発光する性質を持つテルビウムに着目。テルビウムを材料に用いた特殊なLEDを開発し、これらの4色の発光が安定して得られることを確かめた。研究成果は国際科学誌に掲載された。

超小型ディスプレーへの可能性

1種類のLEDでディスプレーが設計できれば、製造工程の大幅な効率化や装置の小型化が可能となる。チームによると、スマートグラスやウェアラブル端末などに使われる高精細な超小型ディスプレーの実用化につながる可能性がある。

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現状、光の色を変えるのに手間がかかっているため、出したい色の波長を自在にコントロールする技術の開発に今後注力するという。

専門家のコメント

チームの市川修平・大阪大准教授(半導体光デバイス)は「数年以内にディスプレーを試作し、量産化に向けた技術の確立を目指したい」としている。

青色LEDの開発で2014年にノーベル物理学賞を受賞した名古屋大の天野浩特別教授の話「学術的に大変興味深い。今は基礎研究の段階だが、発光色の制御方法や効率などの課題が解決できれば将来的にマイクロLEDディスプレーなどに使える可能性がある」

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