キオクシアの時価総額、一時トヨタ超え 上場から1年半で50倍以上に
キオクシア時価総額、一時トヨタ超え 上場から1年半で50倍

6月3日の東京株式市場で、半導体メモリー大手のキオクシアホールディングス(東証プライム)の株価が8万円を超え、上場来高値を更新した。時価総額は一時45兆円を超え、トヨタ自動車を抜いて国内2位に浮上した。

その後は利益確定の売りに押され、終値ベース(7万8080円)ではソフトバンクグループ、トヨタに次ぐ3位に落ち着いた。

キオクシアは東芝のメモリー事業から2017年に分社化し、24年12月に東証プライム市場に上場。初値は公開価格を下回る1440円で、時価総額は約7760億円にとどまった。その後、AIブームによるメモリー需要拡大を受け、25年以降に株価が急騰。約1年半で時価総額が50倍以上に膨らんだ計算だ。

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ソフトバンクグループがトヨタを抜く

首位のソフトバンクグループは1日、22年間トップを維持していたトヨタを抜いたばかり。AI関連銘柄が相次いでトヨタを上回る異例の展開になっている。

キオクシアの急成長は、AI需要によるメモリー市場の拡大が背景にある。同社はNAND型フラッシュメモリーで世界トップクラスのシェアを持ち、データセンター向け需要を取り込んでいる。

東芝の3社再編構想も影響

東芝は各事業を分離し、3つの独立会社として再編する方針。インフラ事業を担う「インフラサービスCo.」(仮称)、半導体やHDDを扱う「デバイスCo.」(仮称)、キオクシアと東芝テックの株式を保有する「東芝」の3社となる。この再編構想もキオクシアの価値を見直す材料となっている。

キオクシアはまた、東芝メモリーから社名を変更して以来初のSDメモリーカードとUSBフラッシュストレージの製品を個人向けに販売すると発表した。

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