Appleが中国CXMTに接近、メモリ競争のけん制不発の理由:CXMTの生い立ちと成長の軌跡と未来の展望まで
Appleが中国CXMTに接近、メモリ競争のけん制不発の理由:CXMTの生い立ちと成長の軌跡と未来の展望まで

中国メモリメーカーCXMTの誕生

CXMT(ChangXin Memory Technologies)は、中国政府の「中国製造2025(MIC2025)」計画の一環として設立されたDRAMメーカーである。その生い立ちは複雑で、JHICCやTsinghua UniGroup傘下のXi'an UniIC Semiconductorsとの合併に近い形で始まった。Tsinghua UniGroupとは資本関係がないものの、初期の技術や人員はUniICから受け継いでいる。

2017年には300mmファブの建設が始まり、2018年には装置搬入、2019年から量産テストが開始された。最初の製品は8GBのLPDDR4で、19nmプロセスで製造された。これは、UniICがすでにDDR3の量産を始めていたため、差別化を図ったためと見られる。

生産拡大と世界市場での台頭

2019年末には月産2万枚のDRAMウェハを生産し、2020年にはLPDDR4に加えてDDR4の生産も開始。順調に生産量を増やし、2022年には月産5万枚、2023年には7万5000枚強、2024年には月産10万枚を超えた。2024年通年では162万枚のDRAMウェハを出荷し、出荷量でWinBondやNanyaを超え、世界第4位(シェア5%)に浮上した。

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2024年の時点で、CXMTの生産能力はほぼフル稼働状態にあった。当初のファブ設計能力は月産12万5000枚だったため、2024年の実績はそれに迫るものとなっている。

Appleとの関係と今後の見通し

前編で述べたように、AppleはCXMTに接近している。AppleがCXMTとの関係を深めることで、メモリ調達の選択肢が広がる可能性がある。一方で、CXMTの急成長はメモリ市場の競争を激化させ、既存メーカーに影響を与えることも考えられる。本稿ではCXMTの詳細を掘り下げることで、Appleの動きの背景を理解する一助としたい。

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